宜野座村議会 > 2021-12-08 >
12月08日-02号

  • "防衛省"(/)
ツイート シェア
  1. 宜野座村議会 2021-12-08
    12月08日-02号


    取得元: 宜野座村議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和3年第13回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃               令和3年第13回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │           令 和 3 年 12 月 7 日           ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 議│  令和3年12月8日 午前10時00分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  令和3年12月8日 午後4時16分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  仲 間 信 之  │ ○ │ 9 │  當 眞 嗣 則  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  津嘉山 朝 政  │ ○ │ 10 │  伊 芸 朝 健  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   12 名 │ 3 │  新 里 文 彦  │ ○ │ 11 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   0 名 │ 5 │  照 屋 忠 利  │ ○ │ 12 │  当 真 嗣 信  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  眞栄田 絵 麻  │ ○ │ 13 │  石 川 幹 也  │ ○ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田 嗣 義  │ ○ │   │          │   ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  山 内 昌 慶  │ ○ │   │          │   ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 1 │   仲 間 信 之     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 2 │   津嘉山 朝 政     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  北 城   暁                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │主     任│  松 田 聖 希                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  當 眞   淳  │村民生活課長 │  石 山   学  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  下 里 哲 之  │健康福祉課長 │  平 田 義 史  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃地方自治法第121条  │教  育  長│  新 里 隆 博  │健 康 福 祉 課│  野 辺 あやの  ┃┃          │       │          │参     事│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │会 計 管 理 者│  当 真 涼 子  │農 業 委 員 会│  山 内 慶 一  ┃┃により説明のため  │       │          │事 務 局 長│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  城 間   真  │産業振興課長 │  浦 崎 正 人  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │企 画 課 長│  比 嘉 昭 彦  │建 設 課 長│  島 袋 光 樹  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観光商工課長 │  金 武 哲 也  │上下水道課長 │  仲 間 盛 雄  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観 光 商 工 課│  仲 間   出  │教 育 課 長│  當 眞   修  ┃┃          │参     事│          │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り                          ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛            令和3年第13回宜野座村議会定例会議事日程(第2号)                                         令和3年12月8日                                         開 議 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │一般質問(新里文彦、仲間信之、眞栄田絵麻津嘉山朝政、照屋忠利) ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(石川幹也) おはようございます。これから本日の会議を開きます。(10時00分) △日程第1.一般質問を行います。  一般質問は会議規則及び申合せ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席で行うこととします。 通告順により順次発言を許します。 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) おはようございます。2日目のトップバッターを飾るというよりは、進めるのが私になっておりますので、さきに通告した一般質問を議長のお許しを得ましたので、読み上げて行っていきたいと思います。 では最初の1点目です。小中学生特別活動について。皆様御存じのとおり、当たり前のことですが沖縄県は離島であるため、本土への移動が厳しくなっております。本村生徒の見聞を広めるためにも自然文化などに親しむとともに、集団生活の在り方や公衆道徳についての体験活動が行えないか。また修学旅行は学習や行動、実態の成果を十分に生かすことを目的に、小学生については歴史建造、教育、政治の始まりなどを学ぶため関西圏へ、中学生には様々な職種、経済学習などを学ぶため関東圏へ推進し、今後の初等・中等特別活動に移せないか、教育長へお伺いします。 2点目に飼い主のいない猫対策についてでござます。本村では、村内ボランティア団体と協働して、野良猫による猫被害の改善を目的に「殺処分0」の実現に向けて、TNR活動を行っていることに感謝申し上げます。また、村内には里親につなげるお手伝いや、猫と人間が仲良く共に暮らせるよう、小さな命にも優しい環境づくりに取り組んでいる方もいます。地域の猫活動は人の責任である行動と(不妊去勢措置)、(屋内飼育)などで適正飼育が普及し(飼い猫)の管理が徹底されるまでの過渡期的な対応であるべきだと考える。今後、本村のボランティア団体への継続維持活動の行政支援を伺います。 3点目、障がい児・家族・地域住民が願う声。子供が生まれた。我が子が病気にかかったとき、親としては受け止めたくない突きつけられた現実がある。しかし、親は我が子のことを思い、その事実を受け入れ向き合います。そのような当事者の不安や戸惑いの状況を、少しでも分かりやすく、安心できるように本村行政の考え方を伺います。何点かありますが、さきに提出をしておりますので省略いたします。では以降は質問席にて行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) それでは3番 新里文彦議員の1点目、村内小中学生特別活動についてお答えいたします。 まず村内小学校5年生は一泊二日の宿泊学習を実施しております。主な内容としましては自然体験、集団生活の在り方や公衆道徳、屋外炊飯などを学ぶプログラムとなっております。実施場所は近隣にある名護少年の家が主な活動場所となっております。 次に小学校6年生は一泊二日の修学旅行を実施しております。主な内容としましては平和学習、沖縄の歴史建造物、県庁や県議会棟、体験活動などのプログラムとなっておりますが、各学校によっては若干の違いはございます。実施場所は中部、南部、那覇市などとなっております。 中学校においては二泊三日の修学旅行を実施しております。主な内容としましては日本の歴史的建造物、博物館などの公共施設やテーマパークといったプログラムとなっております。実施場所はコロナ前は中学3年生を対象に九州で行っておりました。昨年と今年度はコロナ禍の影響で県内となりましたが、中学3年生の進路指導や授業時数の確保の観点から、修学旅行の対象学年を2年生に繰り下げ、実施場所を関西に変更することとしております。 このように小学校から中学校までの発達段階に応じ、身近な場所から見つめ体験を積むことで徐々に見聞を広げていくことが学校の教育活動を行う上でとても大切になってきます。特に小学校段階では、宿泊を伴う活動につきましては身近な自然や文化、産業に関心を持ち、様々な体験などにおける集団宿泊活動や平和教育などを重点に推進することが望ましいとしております。教育委員会としましては、集団宿泊活動は学校の教育課程を踏まえ、児童生徒の発達段階に応じた学習を行うことが望ましいと考えております。また、他市町村にはない本村の大きな特徴としまして、各区で児童生徒を県外へ派遣する取組を行っております。この取組は小学校、中学校の集団学習で学んだ知識や経験、集団生活の在り方や公衆道徳を生かすことができる絶好の機会ではないかと考えております。学校教育と地域の教育をリンクさせることで、本村の子供たちの豊かな人間性の育成が図られることを踏まえ、今後とも各区における県外派遣の取組をお願いしたと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き新里文彦議員の一般質問にお答えいたします。 飼い主のいない猫対策についてでございます。議員から説明のありましたとおり、村内においてはボランティア団体(おへそのねこTNR)によって飼い主のいない猫、あるいは地域猫対策としてTNR活動が実施されております。ボランティアに参加されている皆様の日頃の活動に対し、この場をお借りし感謝申し上げます。このTNR活動でございますが、公益財団法人どうぶつ基金が無料で実施する、さくらねこ無料不妊手術事業制度を活用して、飼い主のいない猫を捕獲し不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す取組を行い、飼い主のいない猫の繁殖を防止して殺処分ゼロの実現を目指す活動でございます。英語でわなのことをトラップ、そして去勢のことをニューター、また戻すということでリターン。その頭文字TNRということで、この活動がTNRと呼ばれております。村では今年3月から、このどうぶつ基金の不妊去勢手術が無料で受けられる、さくらねこTNRチケットを行政枠として交付を受け、これまでに69枚のチケットを利用し、おへそのねこTNRの活動をサポートしている状況でございます。飼い主のいない猫につきましては、ふん尿の被害やごみあさりといった苦情もあり、村民の快適な生活環境の維持、環境衛生の向上を図る上でも、猫の対策は大きな問題だと捉えております。村内で活動されているボランティアの方々は動物愛護はもとより、その問題解決の一躍を担っていただいている部分もございます。これまでも様々な御相談をお受けし、対応しているところでございますが、引き続き連携を取りながら活動が継続して維持できるような支援の内容や方法を検討してまいりたいと考えております。 次に3点目の障がい児・家族・地域住民が願う声についてでございます。子供を持つ親にとって、誕生した我が子のことについては一番大切なことでありまして、行政としましてもこれまで様々な支援、協力を行っているところでございます。まず、生まれついての身体の障がいや知的な面での発達具合などを乳児健診や1歳半、3歳児健診などを通して観察していきます。また、保育園の生活の中においても状況の把握に努め、巡回支援専門員整備事業等を活用し、保護者への助言や相談を実施し支援しております。また、発達支援児保育運営協議会の中においても、専門家の先生方のアドバイスを受けながら一人ずつの対応を検討し、各サービスの提供なども行いながら協力体制も整えているところでございます。また、小学校の放課後活動においては、児童デーの利用や学童クラブの中においても支援員などを配置し、受け入れ体制を整えているところでございます。加えて役場における事務的な手続につきましては、窓口での相談体制を確立し、保育支援コーディネーター児童相談員も配置しているところでございますが、議会の理解が得られれば、さらに専門職として社会福祉士などの配置も進めていきたいと考えております。引き続き保護者の皆様の負担軽減について取り組んでいきたいと考えております。さらに沖縄県の発行していますサポートノートえいぶるの活用や、てぃんの会、親の会の活動紹介も周知しているところでございます。今年の10月には健康福祉課において健康保険、年金、保険福祉のしおりを作成し、全世帯に配布しておりますので、必要な情報や手続、支援を受ける方法など手助けになる資料などを記載しておりますので、活用していただき世代を超えた取組を実施しながら、子供たちの成長を支えつつ、家族の皆さんの支援も強力に実施していきたいと考えているところでございます。 幼稚園の件につきましては、教育長のほうで答弁することとなっております。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き3番 新里文彦議員の3点目、障がい児・家族・地域住民が願う声についての幼稚園預かり部分についてお答えいたします。 まず幼稚園の現状について御説明いたします。幼稚園では文部科学省幼稚園教育要領に沿って教育課程を行っている教育の時間と教育時間終了後、一定の要件を満たす園児を対象に預かり保育を行っております。教育時間では資格を持つ職員が園児に対し教育を行い、預かり保育では無資格の職員が園児を保育しております。そのため特別な支援が必要な園児につきましては、安全面や療育面の観点から教育時間終了後は民間のデイサービスなどを利用している状況でございまして、それを支える保護者の皆様におかれましては、園児の特性と向き合い伸ばせる環境の選定や訓練する時間にしてほしいと考えております。しかしながら教育委員会としましては、保護者の選択肢の1つとしての取組の必要性を感じております。そこには安全面の確保や担当者の専門性を考慮しての採用要件や、その体制づくりにおいて課題がございますので、個別のニーズに配慮しながら新年度以降に向けて継続的な展開が可能かどうか検討してまいりたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 何か、いい具合に進みそうな形で答弁いただきました。順を追ってもう一度質問の確認をさせていただきたいと思います。まず1番目です。小中学生特別活動についてですが、私の聞き間違いだったのか分かりませんが、教育長、今後も本土のほうに推進していくというような答弁の理解でよろしいですか。今後は。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 3番 新里文彦議員へお答えいたします。 小学生の修学旅行についてのことですよね。その件については、これまでどおり県内の修学旅行を進めていきたいと思っております。県外の話は中学生の話でございます。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 分かりました。どうしても小学5年生は少年の家、6年生は平和学習で那覇市にということで、大体私も親として経験してきました。そういう中で子供たちは国際通りとかを歩くのです。経済的なものとか、またチャレンジ的なものとかみんな含めて。学校の活動の一環として学校の教育の在り方、学校の先生に理解していただけないとできないというのは重々承知しております。教育委員会のほうでも指導だけではなくてですね。そういったもので学校とタイアップして、やはり触れてみないと、教科書に載るいろいろな歴史の問題、中学に上がればもっと難しくなります。そういった中から、小学校で平和学習を習いながら、見て、触れて、また五感、六感というのか、匂いを嗅いで味わって、聴いて、足を運んでというようなことで、子供たちに本物を見せてあげたい。もっと教育の受け止め方につないでもらいたい。そういうものから子供たちのグループワーク、そういうものがいじめにつながらない。協働、協調です。そういうものに中1ギャップ。どうしても必要だと思います。私のほうはですよ。それを協議して、今後小学校の授業活動を学校長などと対応してもらえないか。そうでなければ教育委員会として那覇で一泊します。沖縄の子は一緒にお風呂に入るのが下手くそです。隠したがりです。子ども会でもそうです。そういった面から、那覇に一泊行くよりは2日行かす。いろいろな形がありますよね。まとめて話ししますけど、がらまん大賞とかいろいろありますよね。沖縄をモチーフにした海の造形とか、宜野座村をアピールした山をつくった造形とか。しかし、マッチ棒1つで、ストロー1つでお寺を造ったりとか、建造物を見たことのない子供たちの視野が小さいのです。爪ようじとかアイスクリームの棒とか。いろいろな形でもっともっと勉強させたい。もっともっと見てもらいたい。もっともっと挑戦させられるような宜野座村であってほしい。そういう面から子供の視野の改革が始まり、そういう面から宜野座村からすごい人が出てくるのではないかと私は思っての質問です。まずは教育長が今話をしたことについて、どんなお考えか。もう一度検討していただけるのか。村長、こういう面から子供たちの教育、ぜひ大賞とかいろいろなものがありますよね。そういうものをみんな何とか大賞、書道にしても何にしても。いろいろなものを含めて村長の考えも聞きたいなと。学校長などの考えと併せて相談したことがあるのかということも教育長に聞きたいので、ぜひもう一度よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて新里文彦議員へお答えいたします。 新里議員がおっしゃることも理解できます。子供たちは発達段階に応じての集団活動というのが大事だと思いますので、小学校を県内にしているのは平和学習ですね。平和祈念公園を見たりとか、確かに今は交通が便利になっていますので、昔ほど那覇までの距離は遠くないのですが、そういう修学旅行でしか県庁とか県議会棟は見る機会がないので、まずは小学校の段階では身近な沖縄県を学んだ上で、中学校ではまた関西圏のそういう歴史的建造物、お寺などを見るような教育過程となっておりますので、まずは小学校の段階では身近な集団生活を学ぶということと沖縄県の身近を知ることに重点を置いて進めたほうがいいのではないかと私は思っております。学校の校長会のほうでも修学旅行についていろいろお聞きしました。でも小学校の段階では地元の、先ほど話したようなことを見せるのが大事ではないかという声もございました。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 子供たちの視野を広げるために様々な経験をさせるということは大変重要だと思っております。本村はスポーツなどが盛んですので、そういう体験型の研修など、子ども会とかいろいろございます。ただ、私としては将来どういう仕事に就くのかとか、世の中に、社会に出ていくために、そのために努力する前提の情報を子供たちに伝える必要があるのではないかということは考えてきたところです。以前、議員をしているときに松田区のほうの県外研修などの実施なども進めてきた立場もございまして、その中でも子供たちの職業感というのは大切ではないかと考えております。ただ、修学旅行につきましては学校現場との協調というのが必要ですし、学校長のいろいろな考え方もございますので、そのあたりについては教育長が答弁したとおりかと思います。ただ、子供たちの視野を広げる方法は何なのかというところは、いろいろとまた検討していく必要があるだろうということを考えているところでございます。
    ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) まずは、なぜそれが大切かというの、沖縄を知る、地元を知るというのも大切です。そういう中に平和学習はもっと早くにできるのではないかと思います。取組ですよ。そういうものから沖縄は何、どんなという疑問を抱いて、中1ギャップに向けて子供たちがなぜ引きこもりになるのか、なぜいじめられるのか。いろいろな形の原因があるのも踏まえてですよ、教育長。そういう中にグループワーク、グループ学習ですよね。いろいろな形でこれに向かっていろいろな相談をする。いろいろな学習の取組をする。誰一人のけものにされない。団体責任としてこのグループでどうやっていくというようなことから、また中1ギャップにおいても、どうしても必要な活動の一環だと思っています。そういう面から見たこともない、聞いたこともない、絵でしか見たことがない、教材でしか見たことがない子供たち、さっき村長が言っていましたが、チャレンジ的なスポーツでは対応できる。だけどそれをやっていない子供たちには平等ではないのではないか。全部が全部そういう形式の中に学校自体に理解を持っていただいて、それを引率してこの子たちに多くの見聞を広められる。見て触る、これがとても大切ではないかと思っています。私は小等部には子供はいないのですが、子供たちの小さな最初の体験がものすごく印象づく。あの時こんなだったよね、あんなだったよねというような思い出に残って、仲間というものはずっと増えていく。いじめもなくなると思うのです。その辺、どんな感じで受け止めていますか。ただの特別活動というのは、教育の一環として学校の授業につなげていくのが特別活動です。そういうものがいじめの問題にも発展していく。視野の見聞の広さにしても、どうしても必要だろうと。この辺はどのような形で受け止めていますか。もう一度答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて新里文彦議員へお答えいたします。 小学校の段階では、5年生の段階では宿泊学習を行います。そこで集団生活の在り方をそこで学んでいきます。その段階を踏んで6年生の修学旅行という流れになっていくのですが、小学校、中学校という段階に応じた集団生活の学び方とか、自然体験、活動体験があると思うのです。それで必ずしも小学校の段階で本土のほうに行く修学旅行がいいとは限らないとは思います。ただ、議員がおっしゃっていることも理解はしますので、その辺は学校のほうとも教育課程の中の集団生活の在り方について記載されていますので、校長会などでも議題に上げて話はしてみたいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 教育長ありがとうございます。ぜひ話に向き合っていただきたいと思っています。やはり小学生は子ども会活動でも宿泊学習とかいろいろなことをみんな通して、字でもみんなやっているのです。村でも青少年のあれでやっているのです。AとかBとか資格認定が取れる子供のあれがありますよね、ジュニアリーダーですか。そういうものがあって、そんな対応も多々多い面、教育学習一環の中で地域間みんな含めて、団体でできるというのはなかなかない。ぜひ校長先生たち、学校長たちと向き合って話をしていただければと思っています。中学校においてですが、中学校は進路に向かったために、今回から2年生がやります。授業を詰めて。やはり進路に向けて、自分が技術者になりたいのか、夢がいっぱいありますよね。その辺、専門的な学校に向かう、資格取得制度の学校に通う。また大学に向かってもっと部活にチャレンジしたいとか、いろいろなものがある。それを選考しながら子供たちは進路を目指していきます。こういう進路も含めてこの子供たち、中学生が歴史を中学校で知るのではないのです。小学校で知る。中学校は経済的に次に何を自分がどういったふうにというような人生設計を立てて行きながら進路も選んでいく。そういったものはやはり関東圏ではないか。なぜこんな建築ができているのに、なぜこんなITができているのに、何でこんな仕事があるんだろうというようなことで、関東に行かせてあげたいな、見てもらいたいな、調べてほしいなというのが私にはあります。これは一貫して教育長、小学校だけではなく中学校はどんな感じで今受け止めていますか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 3番 新里文彦議員へお答えいたします。 今回、中学3年生を中学2年生に繰り下げて実施することについては、進路指導や授業日数の確保のこともお話ししましたが、中学2年生で修学旅行に行って、公民とか社会の中で学ぶのですが、その授業の一環でございますので、それをまた3年の学習でも生かして、将来の自分の進路等に役立てるように、そういうことも含めて2年生に繰り下げて実施したいということでございます。ただ、それぞれ小学校の段階の社会で学ぶことと中学校で学ぶ公民と社会の中で、それぞれ目的がございますので、修学旅行についてもその目的に沿って実施しているところでございます。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 理解しています。社会や公民、また歴史、いろいろな形でこういった授業が執り行われて、それが学習範囲につながるというのは十分理解していますが、今後、この子供たちがどういうふうに自分の人生設計を選択して、ここに進んでいくか。そういうものも含めてぜひさせていただきたいなと。教育長、頼りにしています。ぜひ校長先生たちと学校指導主事と向き合って話をして、親はどこに行かせたいかというアンケートがあったんです。九州ですか、関西ですか。九州は三泊四日ですよ、関西は二泊三日ですよ。子供たちに聞きました。どこに行きたいのと。関西に行きたいと。選択肢に関東はないのです。そういう手立てが今後小学6年生は一泊二日で那覇へ行って平和学習をして、国際通りも歩いていろいろな事を。もっと空港検疫の仕事とか、または整備の仕事とか県庁は回っていますね、小学生は。そういうものから県警から法廷からいろいろなことでもう一泊分とか。もう一泊分あれば、中学生は東京へ行けるかもしれない。そういう一日ぐらいの費用は子供たちの見聞。全部を変えてと言っているわけではないのです。協力できるところを村から、たった60名から80名の子供です。それに手厚く対応できないかと思っているのですが、今後の取組として、もう12月で今度の予算を組まないといけないということで私はこれを質問しているので、全部が全部変えるわけではなく、今後行政として子供人材育成を育てるために、そういう一泊分の予算、またそれに対応していただけないか、その辺聞きたいと思いますが、その辺どうですか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて新里文彦議員へお答えいたします。 場所については関東、関西、九州というのがアンケートにあったということでございますが、その修学旅行の中では小学校と少し違うのは、キャリア教育の一環でもございますので、先ほど歴史的な勉強ではなくて経済的なことも学ぶべきではないかということがございましたが、その辺も含まれております。ただ日程上、関西からまた東京にという、教育課程の日数の関係もございますので、その辺可能かどうか検討してみたいと思いますが、ただ場所としては一つの区切りで関西圏なら関西圏、関東なら関東圏とか九州なら九州というプログラムでなければ日数的に厳しいのかと思います。ただその中で、その場所の中にあるキャリア教育が学べるところ。歴史が見られるところというふうに選択をして、そういう目的もその旅行の中に組み入れて行けるのかなと思います。ただ関西からまた一泊は関東にというのは、日程的にかなり厳しい状況になるのではないかと思います。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) ぜひ子供たちには多く見聞きさせ、触らせて足を運んで匂いも嗅いでもらって、いろいろな形で全部五感の中に入れて、そういった対応がさせられるようなチャレンジ教育ですね。平時の教育のつながりと合わせてやっていただきたいと思っています。教育長には期待していますので、ぜひこれは形にして一泊分でもできるのではないかなと。追加して子供たちに挑戦させられるような授業をやっていただけると思っています。そこで村長、今後この子供たちが宜野座村の子供たちがスポーツだけではないよと。小さな部活動でも行けないところは行けないのです、県の代表として。だけどみんなにチャンスを与える。吹奏楽部、古典、いろいろな古典をやっている子でも、これは全部みんな平等なのです。強いチームだけが必ず代表でこれに派遣費としてあげるということではないのです。全部一律平等に。学校の教育と一つにというような考えで、もう一度村長答弁はどうですか。その方向性を教育長たちと話し合って、教育長のデータの下に学校長たちとのデータの下に協力体制に入っていただけるのか、その辺ちょっと伺いたい。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 子供たちですが、勝利を勝ち取って本土に行ったりということがございます。ドリーム大会などもそういう形なのですが、それはそれで目標に向かって勝負していくその過程も大切な教育というか、人材育成の場になっていると思いますので、またドリーム大会についてはチームの関係者などと話をしても、現状のままがいいというようなことは聞いておりますので、引き続き進めていきたいと思います。ただやはり子供たちにいろいろ見聞を広める、そしてまたさらに競技力向上等もふくめてさせていくというようなことは必要だと思っています。そういうこともございまして、部活動支援という形で県内の例えばトップアスリートとか、そういう皆さんを指導者として呼んで、よくクリニックとかという言い方をしますが、そういったことができるように、予算としては今年度組ませていただきました。これは教育委員会のほうです。そういう活用などをしながら、子供たちに一流の技術や技、考え方、様々な経験を学んでもらう。そういう機会はつくっていこうと予算措置した経緯がございます。今後、例えば吹奏楽だとか、そういう文科系のものについてはどうするかというところは教育委員会、教育長とも相談しながらになりますが、なるべく多くの子供たちが持っている力をより伸ばせるような環境づくりを村としてはしていきたいと思っていますし、また応援していきたいと思っていますので、そのあたりまた調整させていただければと思います。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 本当に子供たちはスポーツ面でもとてもよくしてもらっている。だけど、部活に入っていない子供たちはどうしようと。何か夢があったらいいな、何かが見つけられたら、今度は何かに頑張れるんだろうな。そういう中からグループの中に入っていって、もっともっといじめもなくなって、それぞれの団体競技活動も進められるのだろうなと思います。そういう中に教育に特化して取り組んでいければ、もっともっといい人材、もっともっと学習がはかどっていって宜野座の学習がトップレベル。全国よりもすば抜けて一番になるのではないかと思っていますので、ぜひこれを詰めて年度内に対応していただきたいと思って、これはもう終わります。 続いて飼い主のいない猫についてです。役場の皆さん、村民生活課長も大変だと思います。時期になれば発情して縄張り争い。またそういうものから道に飛び出してひかれる事故とかいろいろありますよね。そういう中に優しさから餌をあげてしまうような形で栄養がついて、今度は子猫がいっぱい生まれる。これが増えていくというような状況で、ふんはあっちこっちに、尿はあっちこっちにマーキングみたいに、縄張りがあるから。そういう中で私生活に影響が起きている。また苦情も多いだろうと。苦労なさっているだろうと思っています。そういう中に、地域ボランティア団体というものがとても必要だと思っています。その中で村民生活課は野犬などの捕獲器を通しても猫がかかったら逃さないといけないのです。これは去勢・避妊とかというのはやらないでそのまままた戻すのです。それがだんだん増えていって子供たちの砂場、公園、学校、いろいろなところにふん尿をして、その中にトキソプラズマという原虫の病気がありますよね。それが子供を連れた妊婦さんたちが遊ばせているときにイモを見つけたと。小さい子供が。これは砂がついているふんなのです。これはペーペーよというような形で捨てさせるんだけど、これが妊婦に、人に病気として侵入してくるのです。うつるんです。人に感染する。そういう重大な影響を及ぼす。こういう形から村長もみんな分かると思いますが、家畜にも感染する、人にも家畜にも感染して、特に豚がトキソプラズマ症の過去10年間の発症を全国的に見ると98%。本県から発生となっていると。これは沖縄環境生活自然保護課が発表しているものです。本県からですよ。かわいいからというよりも、この一代で終わってもらうために殺処分できない、捕獲できない、だけど増やさないというようなことを考えて、これは専門を継続してやっていくと村長は申し上げましたが、役場はこの去勢、避妊というような形でさくらチケットというのをちゃんと配っていただいている。手術ができるように。そういうものを窓口として専門家に、ボランティア団体に継続的な捕獲器、何とかっていろいろあると思う。これで必要なものは一つ一つ注文していたら行政的に対応が大変。それよりは幾らかの支援金で全部任せる。5、6年、野良猫の一生は3年から5年と書かれています。ここに。キャットフードとかを与えたら8年ぐらい。だけど3年から5年間でこういう野良猫被害がなくなる。人体被害、家畜被害、それがみんななくなるとしたら、ものすごいことだろうと思います。そういう形から村長、宜野座村からもっと協力的に、もっとこの活動支援をやっていただきたい。役場はこの問題で捕獲もできない状態ですよね。それを離してこの団体にさせる。やってもらう。去勢・不妊手術をいろいろな形で。名護でもいろいろ問題がありました。こういう動物殺処分被害。こんなのもどこでやった、こんな情報を子供たちが聞いたら、海に猫を投げて、石を投げて、こんな形になったら困る。弱い者をいじめるというようなやり方の感覚型になったら困る。かわいいものだと思って。こういう去勢とかというような形をやっていたら猫の性質っておとなしくなるのです。ハンターじゃなくなるんです。人に寄り添う。高齢者が自分の相手として対応できるような形になるわけです。いろいろなところがとてもいい方向に向かうと思う。これは宜野座村で発展させるために、もっと活動的にその支援をしていただけないか。役場は役場の業務をやってくれ。こんなボランティア団体をもっと活動的に動かしてくれ。全部ここに連絡しくれ、猫の鳴き声、ふんの問題、こういう去勢・不妊をやったときには三角の耳の猫がいたらこれは大丈夫よ。これは大丈夫じゃないよということで対応してくれというような、任せることができないのかと思って質問しています。どうですか村長。全体的含めて。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 野良猫の件の前に、先ほどの子供たちの文化系の支援のところを思い出したので申し上げますが、文化のまちづくり事業で世界的なアーティストとか芸術家、そういう皆さんを学校のほうに派遣というか、学校に行ってもらってそこで生の演奏だとかワークショップとか、そういうのを今本村は続けてまいりました。そういう部分も文化的なところはいろいろと支援しているのかと思います。そこはまた議員からも御質問がありましたので、ほかの取組がいいのか、その辺も含めて検討させてください。すみません、先ほど答弁すべきでしたが、失念しておりました。 また、今の野良猫の件です。この件につきましては動物愛護の観点から地域で野良猫が増えてきております。なかなか手術ができずにどんどん繁殖しているところもございまして、地域から苦情が出ているところがございます。議員がおっしゃるとおり、そのボランティア団体への支援の仕方については、これまでもいろいろ相談を受けているようですので、どういう形がいいのか、また行政は行政の責任の分野がいろいろございますので、その役割分担をしながら御協力いただけるような形で進めていければと思っております。また、日頃から村民生活課のほうで、まめにその団体の皆さんとやり取りしているようですので、そういうことを踏まえてどういう体制がいいのかというのは、前向きに検討したいと考えております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 前向きにということで、私生活にも支障を来しているこの野良猫ですね、捕獲ができない。だけど、こういう被害を及ぼしていないように見えてものすごく被害を及ぼしているというような形がありますので、村長が今答弁申し上げたように前向きにやっていくというようなことで理解して、この質問は終わりたいと思います。 3点目です。障がい児・家族・地域住民が願う声です。とても大切だろうなと、また今後も対応していくと。そうした社会福祉士、いろいろなものをやっていくというようなことで、置けばいいだけではない。本当に向き合わないといけない。専門的な人がいないといけない。こういう役職、資格がある人がいるだけで何が変わるのだろうか、家族の手当てになるんだろうかというようなことで、向き合わないといけない。本当にこの受給者証取得の在り方。1歳半健診のときにどういう形でやるのか。全部まとめて話をしましょうね、時間がないので。そういう中に、なぜ医師の診断が必要なのか。診断書が。これはおかしいよと、見たら看護師でも認定できるのではないかと。ほかの市町村でもできていることが、なぜ宜野座は診断書請求は村が面倒を見ますよ。だけど、これを探して自分で行きなさいとかというような対応のやり方なのかなと。とても冷たいなと。それがないと受給者証の認定がもらえないというような流れになっていますよね。幼稚園預かり、この手帳があれば入れませんよと。一定の条件を満たさないと入れませんよと。この子たちは分けられると、とても環境に敏感な子供。こういう子は。だけどたらい回しされる。宜野座村でもデイケアでどんな問題があったか皆さん分かると思いますよ。巡回支援員がいて学校の先生たちと話をして、どんな問題があったかも分かると思います。だけどここに親が一緒にいてくれれば、ワンクッション入ればこのつながりができる。この子供たちのことで、なんでお役所同士が話をするの。何で親はここに関係ないの。自分の子供をこうしてもらいたい、ああしてもらいたい、ただすがりたい。お願いしたい、これだけのことなのに。何で上で判断するの。選ぶ権利さえもないのかというようなことです。そういう面から今後の体制が変わっていくというようなことで、理解を得られればということで言われていますが、置くだけでは駄目。向き合ってもらわないと駄目。間に入ってもらわないと駄目。いっぱい課題を抱えないといけない。そういう中に巡回指導員というものがなぜなくなったのか。なぜ我が子がそういう子供では受け入れないという親がいるのか。これてぃんの会をとおしてでも一定的なメンバーしか分からないですよ。全部が全部こういう、私も最初はこうだった、ああだったというようなことの中に人を入れれば、親も入れれば必ず理解はつながる。最初はこれがおかしいとか、ちょっと違うなとかっていろいろな問題があるけど、これは情報の発信のやり方が届いていない。窓口業務が分からない。ペーパーをもらって読んでも意味が分からない。調べようがない。ここで本当に苦しい親がいる。それを助けてあげようと思う。生活しながら自分たちの村で苦しんでいる家庭がある。ほかのことはもう分からない私は。だけど宜野座村で苦しんでいる家庭がある。それは誰が助けるのか、誰が面倒を見るのか、誰が相談してくれるの、誰がこの方向に導いてくれるのとなったら役場を頼りにするしかできない。自分の子供がそうなったときに、役場に勤めていたら情報は入ってくる。だけどコンビニのレジをやっている人たちが、ここでお客さんに聞けるわけがない、仕事をやりながら。頼るところがない。生活するためには仕事をしないといけないから。だけど書類だけ見ても意味が分からない。理解できない。そういう面から今後村長、あるべき姿をですね、受給者証取得、幼稚園預かり、先ほども提出した学童預かり、巡回支援、保護者支援、情報交換会、一番はホームページ、携帯でもみんなが見れる。パソコンがなくても。そういうサービスの充実性をどう強化していくか。どう継続しつないでいくかということをやってほしい。そこで村長、今私が言うのは、もう時間がなくてまとめて話をしているのですが、今後の捉え方として行政運営、住民サービス対応含めてどう考えているか答弁いただきたい。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 今御指摘の部分ですが、私も障がいを持つ子供がいますので、よく理解できます。どういう支援があるかというところでございますが、今回専門員を配置したというのも、配置したいということも今議員がおっしゃられたとおり、しっかりと今は役場の職員の一般行政職の職員が窓口で相談業務を受けたりというようなことがありますが、通常の業務に追われていたりとか、そういう現状がございます。ですから、そういう勉強をしてきた、学んできた、経験を積んだ方を配置することで困っている方々としっかり向き合いたいと。向き合う体制をまず確保したいといことで提案したところでございます。ぜひそのあたり、役場自体の体制が整わないと厳しいところもございますので、そのあたりについてぜひ御理解いただければと思います。また役場だけではなくて社協もそういう役割を担っておりますので、社協のほうでも最近採用したと聞いております。そのあたりも連携を取りつつ、より困っている皆さんを支援する体制づくりというのを考えていきたいと思います。また、私は村長選挙の際に障がいの皆さんの件についても強化していきたいということで、いろいろな場所でそういう話をさせていただきました。そういう公約の実現という部分もありますので、そのあたりしっかりと関係者、また教育委員会、幼稚園のこともありますが調整しながらより誰にも優しい宜野座村づくりというものを意識して取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) これで新里文彦議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (10時55分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (11時07分) 順次発言を許します。 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) こんにちは。議長の許可をもらいましたので、私の12月定例議会一般質問をさせていただきます。2つです。 1、第49回衆議院選挙について。1.自民党公認、島尻あい子氏(新人)が当選した。首長として支持・応援した理由は。2.北部市町村会の会長として北部地域に対する期待と要望は。3.政権与党との太いパイプができた。本村に対して期待することは。 2、松田区潟原干潟について。1.いつ頃から赤土が流れたのか。またその原因は。2.現状はどうなっているのか。いまだに赤土は流れているのか。堆積量は。提供水域と聞いているが、赤土除去の事業を実施することはできないのか。本村で撤去できないのならば、国や防衛局に要請し、本来の元のきれいな白い砂浜に復元し、海浜リゾート等として今後活かせないか。3.令和3年9月19日午後5時頃、この場所(潟原干潟)でレンタカーが干潟に侵入し、抜け出られなくなり、車の救助の最中に途中で爆発炎上した。よくも悪くも県内外に村の赤土の状況が報道されてしまった。交流のある他市町村議員からも問い合わせがあったが、常日頃からこの場所は赤土まみれなのか。以上です。よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは仲間信之議員の一般質問にお答えいたします。 まず1点目の第49回衆議院選挙についてでございますが、1.島尻あい子氏を支持・応援した理由についてお答えいたします。去る9月定例会において、津嘉山朝政議員からこのたびの衆議院選挙沖縄県第3選挙区において支持する候補者についての御質問がございました。私からは「地域や村民からの各種要望事業の実施、村政の山積する課題克服に向けて国政の場において本村の抱える各種課題解決に向けて尽力していただける候補者を支持していきたい」と答弁させていただきました。このたびの衆議院選挙沖縄県第3選挙区においては二人の候補者が立候補なされましたが、第3選挙区内14市町村のうち12市町村の首長が島尻あい子氏の支持を表明していたと理解しております。その理由の1つは、候補者本人が選挙区内の市町村にたびたび足を運び地域の課題の把握、課題解決に努めたことが挙げられております。私も同様の理由で島尻あい子氏を支持した次第でございます。 2点目の北部市町村会長として期待と要望についてお答えいたします。北部地域は離島3村含め12の市町村で構成されておりますが、中南部地域と比較して過疎地域が多く存在し、1人当たり所得が低いなど、多くの課題を抱えております。このような課題解決のため地域振興にはかかせないアクセス道路など、公共インフラの整備など島尻代議士に要望したいこと多々ございますが、その中でまずは北部振興事業関係について支援をお願いしてございます。去る11月26日に北部振興事業を所管する北部広域市町村圏事務組合理事長の渡具知武豊名護市長を筆頭に、北部12市町村で西銘恒三郎沖縄担当大臣に令和4年度以降の北部振興事業の継続、概算要求の満額確保、交付要件の緩和について要請させていただきましたので、その実現に向けてお力添えをお願いしたところでございます。 3点目の本村に対して期待することはとの御質問でございますが、島尻代議士にはこれまでも本村の行政に多くの力添えをいただいておりますが、今後もこれまで同様、本村の抱える様々な行政課題の解決、改善に御支援をお願いしたいと考えております。また、昨年の村長選挙において私が掲げた公約もございますので、その実現に向けて御協力を仰ぎたいと考えております。 次に2点目の松田区潟原干潟についてでございますが、1から3までは関連しておりますので一括して答弁させていただきます。県内における赤土流出問題は、山地を開拓してパインアップルを栽培し始めた昭和30年代頃から目立ってきたと言われております。赤土流出の原因につきましては、まずは沖縄の気候や地形、土壌の性質などが基礎的要因にあり、昭和47年の本土復帰以降に沖縄の土壌や気象、地形的な特性を考慮せず本土の開発方法で行われた農業や公共民間の開発事業による土地の改変行為が赤土流出に拍車をかけ、急激な悪化をもたらしたものと考えております。村内潟原地域におきましては、最も赤土が流出しやすい国頭マージと呼ばれる土壌であるといった自然的要因に加えパイン栽培、昭和50年代から行われました土地改良事業、さらには軍用地内の裸地、米軍による戦車道工事などが主な原因かと考えております。また土地改良事業の実施におきましては、本土と同一の設計基準を基に工事が行われたことにより、工事完了後の営農活動による流出がございます。赤土流出の現状についてでございますが、現在では公共工事や軍用地内からの流出はなく、以前に比べると流出はかなり押さえられているものの、平原地区の既存農地等からの流出が見られる状況でございます。潟原干潟の堆積量につきましては、全体量は把握してございませんが、沖縄県が実施しております赤土等流出防止海域モリタリング調査の平成28年度調査データによりますと、SPSS、これは海域底質中の懸濁物質含量という数値でございますが、この数値が平均で1立米当たり38.1キログラムとなっております。この数値はSPSSランク、こちらは1から8までのランクがございますが、ランク5Bに該当するものでございまして、底質表層にほこり状の懸濁物質がかぶさる。透明度が悪くなりサンゴ肥土に影響が出始める状態だとされております。しかしながら調査位置、こちらは慶武原川河口域の陸域に近い場所でございますがSPSS値が1立米当たり300キロを超える数値も出ております。これはランク7に該当するものでございまして、赤土の退席が著しいがまだ砂を確認できる状態とされております。なお、ランク6以上が明らかに人為的な影響により赤土等の体積があると判定される基準となっております。御質問のとおりこの海域はキャンプ・シュワブ提供水域となっており、米軍の管理区域となっております。村で赤土の除去を行うには米軍の施設の立ち入り許可が必要となります。この地区は水陸両用車の演習場であることから、施設での事業行為が困難となっております。御質問の国や防衛局に要請し復元できないかということについてでございますが、沖縄防衛局に問い合わせたところ米軍との因果関係が明らかではないことから、該当することは困難との回答をいただいております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 衆議院選挙を質問したいと思います。村長がおっしゃっていましたように地域の課題に尽力してくれる方を応援するということですよね。確かにあい子さん、私も応援した側ですが、今回は新人で当選されました。前回、衆議院補選3区、補選のときも立って、そのときは負けましたが、あれから確かに私も結構お会いしていろいろ勉強させてもらったのですが、村長、課題と言っていましたが、村長選挙のときもそう踏まえて。現状、今までにこの流れで村として課題を共有して克服できたものは何かありますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 幾つか御支援いただいて改善したものがいろいろございますが、1つ例を挙げれば高速道路にかかっている跨道橋については海洋博に合わせて高速道路が整備された関係から、かなり橋梁、また橋台の部分についても老朽化しておりまして、議会のほうにも何度か議案として請負案件を提出させていただいておりますが、1橋当たり約2億円近く修繕費がかかるということで、なかなか今予算の確保が難しい状況がございました。ただ、そのままにしておいて、例えば高速道路の通行車両に事故が発生したり、そういうことを考えるとかなりの損害賠償だとか、そういうことが懸念されておりましたが、この予算確保というのに難渋しておりました。そこについて、もちろん沖縄総合事務局にもお願いをしましたが、島尻代議士。当時は代議士ではありませんが御相談させていただいて、しっかりと今は予算がついているという状況でございます。そのほかにもいろいろございますが、これについては財源を伴うものでございましたので、大きな課題について理解いただけたかなと思っております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 今聞いたところによりますと高速道路の上の高架橋に尽力してもらったと。選挙期間中、村長も私たちも聞いていますが、例えば農業に関して言うとサトウキビ、松田区の収穫機というのですか、ハーベスターが長年老朽化によって更新しなければならないというときに、約3年前ですか。あい子さんが尽力して2台入ったというのも聞いていますが、それは事実ですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 直接どういうことでやっているかという細かいところまで私は分かりませんが、松田区においてはハーベスターを補助事業で入れたものと、また個人で取得したもの、その2つが老朽化してということで、かなり導入についてJAを通しながらいろいろ調整させていただいておりました。なかなか1台でも導入が難しいのではないかという話はございましたが、結果的には2台まとめて導入という形になりました。その件についても島尻代議士のほうに御相談した経緯はございます。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 島尻あい子氏は以前は参議院議員で2015年当時は内閣府担当大臣沖縄及び北方対策担当大臣でした。その後、選挙で負けて浪人中。で、参議院からくら替えして衆議院選挙。先ほども言いました2019年の4月、衆議院3区補選で負けました。浪人中ですね、いわゆる議員という人たちの中でいうと。にもかかわらずこうやって村長の答弁を聞くと、各市町村を回って現場の声を聞いて尽力されてきたと理解しました。私も漢那区なのですが、地元にも放課後児童預かりの施設があります。エステージ。代表者が伊差川研作さんなのですが、聞くところによると、その事業所立ち上げのときにもいろいろと島尻あい子先生からアドバイスをもらって、スムーズに事業所立ち上げができて、今日漢那小学校メインで児童生徒が利用されていると聞いております。 今度は村長、北部市町村会の会長をされていますが、北部地域に対しての3区というのは12市町村プラス沖縄市、うるま市が選挙区。沖縄本島の半分以上という流れの中で、うちの12市町村、北部振興という意味で期待されるものは何でしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども申し上げましたが、今、北部振興事業はこれまで実施して一定の成果は出ております。ただ、北部についてはなかなか、名護市は別かと思いますがインフラ面も含めて民間の投資がなかなか進んでいない状況がございます。そこは地域を挙げて補助金を導入したり、補助金を活用したりということで様々行ってきた経緯がございます。特に今、公立北部医療センターがございますが、沖縄県と北部の12市町村が一緒になってこれを運営していくと。経営主体、設置主体になっていこうということなのですが、ではなぜ中部は県立中部病院、南部医療センター、それも県立。県立八重山病院、県立宮古病院、何で北部は公立なのかという部分。やはりそのあたりというのは、北部の置かれた条件が不利だということが挙げられると思っております。様々な課題がもっとありますが、そういった部分もうまく補助事業を活用しながら地域の振興発展、また人々の暮らしの部分を下支えしていくと、改善していくことが必要だと思っています。私、個人的にはお願いしたいことはいっぱいありますが、北部の停電の問題です。ちょっとした台風でも大雨でも停電したり、1日、2日停電というのもよくありますが、中南部ではあり得ない話でございまして、その当たりも同じ電気料金を払いながら、おかしいだろうという部分というのは北部では当たり前になりすぎてみんな我慢していますが、その部分についても今御相談させていただいています。いろいろお願いすることはたくさんありますが、そういう住民の暮らしに直結している部分と、あと地域振興の部分です。その辺も併せてお願いしていきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 村長、ありがとうございます。そうですね、インフラ。これは大事です。昨今、隣の名護市を見ますと渡具知武豊さんが市長になられて大分インフラ整備が進んでおります。東バイパスというのですか、それができて北部の西海岸線側はとてもよくなっていると思います。私たちは東側、太平洋側ですね。そういう意味でも今後もインフラ整備は大事だと思っております。先ほど言いましたが、病院です。過疎化になりつつある現状の中で、おじいちゃん、おばあちゃん、地域の人たち、先輩たちを敬うためにもそういう病気とかのために対応できるという意味で、今村長が北部市町村会の首長として県と調整しながらやっている医療センターを実際こうやって北部選出の県議とか、ここで言うと仲里全孝氏ですね。今回の衆議院3区で当選されました島尻あい子さんと連携をとりつつ現実的対応として進めていただけたらと思っております。 そこで言うと、先ほど言いましたインフラなのですが、西海岸はようやくできてきているのです。多分、あのバイパスの終点の羽地のほう。伊佐川と言うのですか。終わったらそのまま今帰仁、もしくは本部に流れていくと思っています。現状、私たちは太平洋の東側。金武インター、宜野座インターはあるのですが、それ以上、上に行く道が開発されていないという中でいうと村長、私一般質問を出した後にいろいろ考えたのですが、宜野座から上の東側の道、今いろいろ交通量が増えているのは分かりますよね。金武もキャンプ・ハンセンなのか分かりませんが、2時間ぐらい混んでいます。高速も混んでいます。これは喫緊の問題だと思っています。あい子さんは選挙の公約中に、例えば高速道路、沖縄北インターチェンジの出口、国道に出るまでの道が短いということで、これも改修すると言っています。沖縄南インターもそうです。それで言うと、これは村長、北部市町村会会長として向こう10年、20年考えて北部の人たちが暮らしやすいことを考えて、私がお願いしたいのは高速道路を宜野座と名護の間に辺野古バイパスを造ってもらいたいのです。というのは、それもトンネルで、今実際トンネルでバイパスを造っている実績がありますので、自然環境は残しつつ米軍車両は今高速道路も使っています。私たちはこれまでの時代の流れで米軍車両での人身事故、いろいろそれで悲痛な経験をしてきたこともありますよね。そういうもの含めて、なるべくそういう接触がないように。確実に今の軍用車両、一般車両も増えているのが事実なので、それをうまくやるためには、説明できません。これは逆に考えてもらいたいのですが、国会議員に働きかけて尽力される人に働きかけて、ここでは島尻あい子さんですが、高速道路を宜野座と名護の間に辺野古バイパスを造って、東の道に行かせてほしい。なるべくそこを利活用させて、軍用車両が国道を通らないようにしてもらいたい。これは別に今回答をもらわなくてもいいのですが、ちょっと考えていてもらいたいです。 3番です。政権与党と太いパイプができたということで、先ほども本村の課題のために尽力される方をということで、今回は島尻あい子さんを推して、応援して当選しました。そこで言うと、今日2日目の一般質問ですが、例えば昨日の平田嗣義議員の宜野座大橋手前の旧国道バイパスの三差路の信号機、石川署は予算的に厳しいと言いますが、これも働きかけてください。村民の安全のためだったら。當眞嗣則議員が質問していましたキャンプ・ハーディー跡地の不発弾処理の調査、できると思います。これもぜひ働きかけてください。当真嗣信議員もおっしゃっていましたが松田小学校、子供は宝ですから、それも働きかけてできると思います。文彦議員の小中学生の特別活動、幾らでもできると思います。なぜか、沖縄市の1万人アリーナ、島尻あい子さんが浪人中、いわゆる落選中に内閣府等に働きかけて予算を確保したと、私たちは勉強会で聞きました。沖縄市の担当者の方から。あい子さんなくしてはできなかったと。それぐらいのことを島尻さんはやってくれています。もしかしたら、うるま市の中村市長からの要望では高速道路のうるま市への延長もあるかもしれません。それぐらいの事ができるという意味で、各首長は島尻さんを応援したのだろうと思っています。なので村長も本宜野座村の村長として、あるいは北部市町村会会長としてどんどん要望して、島尻あい子さんを働かせてください。答弁をお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 いろいろ行政を進める中で、行政の手続を踏まえながら事業をするというのが基本的なものだと考えております。ただ、そこでなかなかうまくいかないとか、壁にぶち当たって前に進まない。そういうときに政治があると私は思っていまして、1から10まで全部代議士に相談というふうには考えておりません。それは何かというと事務方同士の信頼関係、関係者とのお互いのものがありますので、いろいろとトップダウン的に仕事が来ると、すごく信頼関係を失うことにもつながりかねません。ですから、そのあたりというのはしっかり判断して、これまでもお願いしてきた経緯がございます。今後もそのあたりというのを踏まえつつ、難しい案件のときにまた政治的に解決ができるのかというようなときに御相談したりということで考えております。また、この米軍関係のものになりますと、今の地位協定の問題とか様々ございまして難しい部分もございます。そのあたりについては国会議員の先生にお願いしても、また大きな壁があるのもまた事実だと思っておりますので、そのあたりを総合的に判断しながら必要なときに必要なお願いをしていきつつ、いろいろ村の課題を克服していきたいと考えているところでございます。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) そうですね。すみません、そういう事務方の手続上は知りませんので、いいのですが。ただ村長としては今までみたいにトップセールスとして県とか国といろいろな立場での役職を持っていますので、村長以上の仕事をやっていると思いますから、それをどんどん生かしつつ本村の村民、やんばるの県民全ての皆さんを幸せにするための方向で県議の仲里全孝さん、もちろん3区で今回当選された島尻あい子さんと連携を取りながら、ぜひ各首長ともつなげてやっていってもらいたいと思います。お願いします。 2点目に行きたいと思います。今回、松田区にもいろいろお願いしたのですが、写真がなくて。でもどうにか見つけました。以前、2年前。コロナになる前まで私とか津嘉山議員とか漢那小学校の読み聞かせボランティアをやっています。そのときに図書館を利用をするのですが、どこかで見たことがあるなと思って見つけました。沖縄アイランド1944年から1947年。多分これは当時の米軍が撮った偵察用の写真だと思います。これでびっくりしたのが、うれしかったのは元村議で、もう亡くなられましたが漢那区出身の仲本銀得氏の寄贈です。1988年。これを見つけたときはとてもうれしかったです。ここです、ここ。これは1946年2月22日、米軍が撮った写真です。航空写真です。この白い所が見えますか。これは砂浜です。これもきれいに撮っているのがあるのです。これです。すみません、干拓ではなく干潟ですね。これは1946年2月22日の潟原干潟なのです。白い砂浜が広がって、遠浅ですね干潟ですから。これが以前に一般質問を出す前に小渡議員とか當眞議員に聞きましたら、私たちの時代、若いときは本当に白い砂浜だった。きれいだったよというのが確認とれて、本当はカラー写真であればよかったのですが、なかなかなくて、これしかなかったのですが。先ほど村長の答弁で昭和30年代の土地改良、あるいはパイナップルの産業でやったと。ただ、これはずっと宜野座村では赤土の問題があるじゃないですか。広報ぎのざを調べました。昭和46年発行、第46号。こうやって極秘のうちに進められていた戦車用道路工事とあるのです。分かりますか。先ほどの村長の答弁で提供水域で米軍との因果関係が分からないからできないと。でも質問にもありましたが、今年です。3か月前の9月のレンタカーがもうアップされている。ほかの市町村議員からも、レンタカーは仕方ないけど普通に侵入できるのと。そこはよくドライブするときにいつも思っていたけど、なんで宜野座のあそこの海は赤いのと、どうにかできないのというのが言われたのです。確かに言われたらそうなんだなと思って。本村の事業ではできないということですよね、提供水域だから。逆に利用云々は別にして、沖縄自体海じゃないですか。白い砂浜じゃないですか。過去の経緯はどうであれ、これは国にお願いして管轄しているところが防衛省だったら防衛省が責任を持って環境を戻すでいいのではないかと思うのですが、村長どうですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 干潟の件につきましては、村としてもどうにかきれいな砂浜に戻したい。また観光資源としても可能性のある場所だと思っておりますので、そこの再生というのは取り組みたいと思いますが、この提供水域内というようなことから、状況としてはまず米軍の理解が得られるのかということと、もう一つ懸念されるのは、上からの赤土は止まっているのかというようなことがあろうかと思います。やはり幾ら事業をやっても根本のところ、発生源の対策も含めて赤土が頻繁に流入してくるような状況であれば、また同じようにというふうにはならないと思うのですが、今はある程度押さえてきておりますので。ただ、そのあたりがどうなのかということはあろうかと思います。私どもとしては、まず我々でできる範囲の中の発生源の部分、あとは農地を含めてそこからの海域への流出をどう押さえるかというところを中心に今取り組んでいまして、北部振興事業のほうでも新たに砂防ダムの改修、沈砂池の改修なども今エントリーして調整を進めているところでございます。提供水域内の対策については国に投げることは可能ではございますので、そのあたりどうなのかということは再度確認をしてみたいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 確かにそうですね、村長。もう完全に止まっているのならいいけれども、先ほどの村長の答弁で、まだ真平原地区からの赤土の流出があるかもと。その場所というのは2024年ですか農業大学校を造る場所ですよね。農業の勉強をする生徒が集まる大学校が宜野座村に決定して、2024年に開校する。でもそこからまた赤土が出ているといったら、ちょっとおかしいと思うから、その辺も県とか国とうまく相談して赤土の流れない方向で。現状確かに、眞栄田議員の質問だったかな、赤土で海ぶどうにいろいろあるということで、玉城デニー県知事は来てくれましたよね。それで赤土は重点対策となったというふうに私は覚えているのですが、県も動かして国も動かしてできると思います。村長だったら。トップセールスをしてくれて。これが3期目になった村長としての手腕だと私は思います。ただでさえ地元の松田区出身ですから、ぜひ頑張ってこの干潟、きれいな沖縄一の干潟にしてもらいたいと私は思うのですが。どうですか村長、これから公約の一つにプラスしてくれませんか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども答弁させていただきましたが、米軍の提供水域という、提供施設内もそうですし、水域もそうなのですが、いろいろと制限があって、こちら側が一方的にやりたいと言っても、それが可能かどうかというのはまだ分かりません。ですから公約に掲げるというのはちょっと難しいところがあるかと思いますが、そういう環境の改善というのはやっていきたいという気持ちはありますので、そのあたりが可能なのかどうかというのは再度確認しながら、また意見交換を関係者とやっていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) 事業としてはできないのですから、村長の働きかけでどんどん国にさせてもらってほしいのです、防衛省に。それだけです。国がもし動いて決めれば、すぐぱっとできると思う。過去に本村、宜野座村は二十数年前、漢那ビーチも大分砂が減ったということで、いろいろ事業を入れて今の原状回復された経験があると思うのです。私の記憶の中では分からないのですが、何年前でしたか村長。コンクリートの護岸を造って、外部から砂をもってきてやりましたよね。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 平成14年か15年あたりかと思います。あれは高潮対策事業でして、台風などのときに越波が砂を運んでくるということで、向こうを元の高さより少し上げた形で整備したという経緯はあるかと思います。先ほどの潟原干潟の件ですが、上部側の発生源のところ、真平原の農業大学校が整備される所は今の草地の場所ですので、そこからの赤土の流出は元々ないのです。それ以外の作物も植えられておりますので、そういう別の圃場からの部分というのは一部あるかと思います。また、加えて申し上げれば名護市の久志地域、そこからの流入等というのも確認されておりますので、名護市などともそのあたりを話ししながら、防衛省にさせればいいのではないかということでございますが、そこを関係者等の意見も聞きながら、現時点で可能なのかどうかも含めていろいろと意見交換をしていきたいということでございます。 ○議長(石川幹也) 仲間信之議員。 ◆1番(仲間信之) そうですね。今、村長が言うのが正しいと思います。そこでなおさら一歩踏み込んでお願いしたい。現状でできないなら、ではいつだったらできるのかとか、一歩踏み込んで国、県も動かしてこの潟原の干潟を元の白い砂浜に戻してもらいたいと思います。漢那ビーチもです。今言うように平成10年ですから約20年前にやって、私が直接見たわけではないのですが地元の家族が朝散歩しながら、五、六年前だったと思いますが、これは前にも話しましたか。ウミガメが産卵しているという話を聞いて、何かしらやれば環境は戻ってくるのです。そういう意味でも、この潟原の干潟、あんなにマッカッカーではなくて、取って白い砂浜に戻せばとてもいいなと思いますので、検討を頑張ってもらいたいと思います。これで私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで仲間信之議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (11時47分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時00分) 順次発言を許します。 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ハイタイ、グスーヨー、チューウガナビラ。皆様、改めましてこんにちは。眞栄田絵麻ナトーイビーン。チューンユタサヌグトゥウニゲーサビラ。通告に従い一般質問をさせていただきます。1点目、ヤングケアラーについて。ヤングケアラーとは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を抱え、本来大人が担うような家族の障がい、病気、精神疾患のある保護者や祖父母への介護などや、年下の兄弟の世話などをすることで、自らの育ちに影響を及ぼしている18歳未満の子供と定義されておりますが、そこでヤングケアラーについてどのように理解し認識しているかお考えをお伺いします。1.村内のヤングケアラーの実態調査を行い、把握をしているのかお伺いします。2.支援策をどのようにお考えなのかお伺いします。 大きな2点目、学生服の選択制について。今、全国的に性別関係なく自由に選べる制服を導入する学校が増えております。これはLGBTをはじめとする性的少数者にも配慮したもので、保護者や子供たちの意見を踏まえ、スラックスやスカートなどを自由に選べる制服の導入が県内でも進んでおります。本村も年々生徒数が増加する中で、今後さらに生徒へのきめ細やかな対応が求められるのではないかと考えます。1.制服の自由選択は生徒が自分らしく生きたいという多様性の尊重を教育の中で実現していくことにもつながると考えますが、見解をお伺いします。2.制服の自由選択制について、生徒や保護者からの要望の有無等についてお伺いします。3.ニーズ調査や今後の制服について考えていく検討委員会の設置などのお考えはないかお伺いします。 3点目、生理貧困について。1.昨今、「生理貧困」の言葉をよく聞くようになり社会問題となっております。経済的な理由や家庭事情などで生理用品を十分に買えない問題を指しますが、防災倉庫の備蓄品を活用し、生理用品を生活困窮をする方へ配布してはどうかお伺いします。2.喫緊の課題として提案したいが、小中学校の個室トイレや公共施設のトイレに設置し、本村の「女性健康応援隊」になってはどうでしょうか。見解をお伺いします。以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 ヤングケアラーにつきましては、村長への御質問でございますが、健康福祉課教育委員会が本件には関わりますので、私のほうで答弁させていただきます。また個別の質問等があればそれぞれの課へお願いいたします。それでは6番 眞栄田絵麻議員のヤングケアラーの実態調査を行い把握しているかについてお答えいたします。まず、ヤングケアラーの実態の把握につきましては、家庭のプライベートに関わる問題なので、家庭の中に教職員がどこまで踏み込んでいいか、また児童生徒が祖父母や兄弟と支え合って家庭生活をする中で、ヤングケアラーについて自覚しているかなど、現状において線引が曖昧です。さらにコロナ禍が追い打ちをかけており、家庭の状況はより把握しづらい現状がございます。そういう状況ではございますが中学校においては毎月、健康福祉課と一緒に情報交換を行い生徒の登校状況や教育相談状況からヤングケアラーの把握に努めております。また、毎月1回の各小中学校で実施している学校生活アンケートを通して家庭生活の把握も生徒から直接行っております。直近では、去る11月にヤングケアラーの把握について、村内各小中学校で調査を行ったところ、2世帯5名の家庭の児童生徒が親の介護や兄弟の世話を行っており、登校への影響が出ているのではないかとの調査結果を得ております。その対応といたしましては、学校では担任による出席状況の把握や教育相談の実施、スクールカウンセラーによる困り感の把握、スクールソーシャルワーカーによる家庭訪問や家庭状況の把握を行っております。さらに健康福祉課と連携した介護サポートや家庭への支援を行い、家庭の見守りを各関係機関が連携して行っていくことが必要だと考えております。 続けて2点目の支援策をどのようにお考えなのかについてお答えいたします。現状ではヤングケアラーに対する支援策、支援につなぐための窓口が明確ではなく、また福祉機関の専門職などの家庭の介護をする力を評価する観点から、ヤングケアラーは家庭の介護力と見なされるため、そのサービスの利用調整が行われるケースもございます。介護を必要とする時期は事故や病気、加齢を含めて全ての世帯において、いつ何どきそれぞれの家庭に降りかかってくるか分からないものです。今後、文科省や厚労省の取組や支援体制の整備にも期待しつつ、まず本村においては村要保護児童対策地域協議会の機能を活用し、福祉・介護・医療・教育などの関係機関が連携し、ヤングケアラーへの意識、自覚を促すための啓蒙活動や社会的認知度を高め、この問題が見逃されることのないよう社会全体で見守り、福祉などの支援を充実させるための取組が必要だと考えております。 続けて2点目の御質問、制服選択制についてお答えいたします。まず2点目の1についてでございますが、制服の自由選択は生徒が自分らしく生きたいという多様性の尊重を教育の中で実現していくことについての見解です。近年、LGBTを理解し尊重する考えが広まり、中高生への制服についても性の多様性を認めた校則の在り方、選択できる制服への変更も増えてきており、時代の潮流を感じます。県内の中学校においては今年度4月から南風原町の2つの中学校が制服選択制をスタートしております。国頭地区の中学校においては、今年度から屋部中学校の新1年生から新しい制服を導入し、性別に関係なくスラックスやスカートを選択できるようにし、シャツにはリボンとネクタイが選択できるようになっております。また、本村においても先日の教育の日、パネルディスカッションにおいて宜野座高校の上地さとみ校長から、来年度入学の新入生から新しい選択制の制服がお披露目されたところでございます。 本村、宜野座中学校においても性の多様性を尊重した教育活動の取組の中で、性別に関係なく自由に制服を選べる新しい制服の導入を検討していきたいとのことです。宜野座中学校では、その導入に向けて性の多様性の理解を広げようと、去る7月6日にNPO法人レインボーハートokinawa理事長の竹内清文さんによるLGBTについての講演会を実施し、性の多様性への理解を広げる取組を行っております。その中で男らしく、女らしくではなく、自分らしくが大切だと述べ生徒から多くの共感の感想が沖縄タイムスの新聞紙面を通じて報告がございました。さらに10月29日は生徒会からの発案で、1日選択制服の日を設定し実施しております。その狙いは自ら集団生活に適したその日の制服を選択し1日を過ごす。同じクラスの中で制服やジャージ、部着などいろいろな服装があってもお互いに認め合う雰囲気を高める機会にしたいといった制服に限らず学校生活そのものにLGBTQの考えを広めようと取り組んでいるものです。 続けて2点目の制服の自由選択制について生徒や保護者からの要望の有無についてお答えいたします。現在、保護者からの直接の要望はないようです。生徒からは冬場の寒さ対策や新型コロナ感染対策として、体育館の更衣室の混雑を避ける目的で学校指定ジャージと制服の選択の要望があったとのことです。中学校としましては伝統を守ることも大事ですが、人権教育の観点から多様な生き方を認め受け入れる人材を育成し、制服の選択制を進めていく必要性を感じているとのことでございます。 続けて3点目のニーズ調査や今後の制服について考えていく検討委員会の設置などの考えはないかについてお答えいたします。中学校では既に選択制の新しい制服の導入に向けて検討が始まっております。コロナ禍で検討の話合いが持てない時期がござましたが、生徒と保護者の意見を聞きながら今後の導入に向けて進めていきたいとのことです。その検討方法につきましては、保護者からはPTA役員や学校評議員からの御意見をいただいているとのことです。具体的には1学期にPTA運営委員会にて制服の検討、制服業者を呼んでの質疑委員会を開いております。その際、緑風学園、屋部中学校、うんな中学校の制服も参考にしております。12月をもって生徒会役員が2年生に移行します。ここからは新生徒会、学校PTA役員で検討しLGBTに対応した制服導入を検討していきたいとのことでございます。 教育委員会としましても一元的な見方で変えるのではなく、LGBTに対する考えを学習しながら進めていくことが大切であると考えております。心の教育、人権教育をしながら制服について考えていく必要があろうかと思います。また、昨年度の冬は新型コロナウイルス感染症対策のために、常に窓を開けていなくてはならないため、防寒対策から気温が低下した期間、女子生徒からはスカートは寒くて大変ですとの訴えがあり、緊急的にジャージ登校に切り替えたこともございます。女子生徒の防寒の面からもスラックスの着用を選択できることは必要だと考えております。制服を変えるだけではなく、教育の一環としてその意義を考えさせながら進めていく必要があると考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 次に3点目の生理の貧困についての御質問に答弁させていただきます。 1点目の防災倉庫の備蓄品を活用し、生理用品を生活困窮の方へ配布する考えについてお答えいたします。平成25年度補助事業を活用し災害時用物品購入を行っており、各区6か所にある備蓄倉庫に生理用品30枚入りで31パックを保管しております。また、令和3年度には役場備蓄用として43枚入り30パックを購入し備蓄しております。各区の備蓄品については、いつ起こるか分からない地震、津波などの大規模災害時における各避難所での生活での使用が想定されるため、原則避難者のために使用することとしておりますので、配布については現在考えておりませんが、今年度購入した役場備蓄用の生理用品に関しましては、緊急性、必要性がある箇所については配布が可能だと考えておりますが、困窮者の把握、配布の方法などについては関係課などと協議しながら検討してまいります。 次に2点目の小中学校のトイレや公共施設のトイレに設置し、本村の女性健康応援隊になってはどうかについてお答えします。生理用品を公共施設のトイレへ設置することについては、不特定多数の方が利用するため管理などの課題がございます。他市町村の取組状況など情報収集を行い、設置について検討してまいります。ただし生活困窮者でお困りの方もいらっしゃると思いますので、別に配布の方法がないか早急に検討してまいります。小中学校のトイレにつきましては教育長のほうが答弁することとなっております。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 小中学校のトイレ部分についてお答えいたします。学校トイレへの生理用品の設置についてでございますが、先日の子ども議会の質問でもござましたが、トイレ内に生理用品を置き自由に使うことは便利でいいのかもしれませんが、特に小学校では保健室で改めて処理の仕方や体調面、そして家庭の様子などを聞くきっかけにもなっていることから、対面での指導が重要であり保健室での配布をしていきたいとのことでございます。現状としましては保健指導の効果から児童生徒も必要な際にはすぐに保健室を訪れ、相談をしている状況です。また、保健室では生理用品のストックも十分に確保されております。さらに学校ではイギリスのチャリティー団体を発祥とし、日本でレッドボックスプロジェクトとして学校に無料の生理用品を詰めた赤いボックスを提供し、生理の貧困をなくそうという活動があり、村内小中学校でも申込みをしているところでございます。これまで村内各小中学校や教育関係の公共施設において、生理用品の設置について子ども議会での質問が寄せられるまで意見等をいただくことはございませんでしたので、教育委員会としましても今後関心を持って社会情勢等を注視し対応に努めたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 御答弁ありがとうございました。 では1点目の質問ですが、ヤングケアラーについてお伺いいたします。いろいろ答弁をいただきましたが、最近、新聞やテレビで取り上げられ、ようやく始まったヤングケアラーの支援が政府や自治体における取組が急速に広がっております。ケアラー支援条例が埼玉県、北海道、三重県が制定しております。国が4月に公表した全国の中高生への実態調査によりますと、世話をしている家族がいると回答したのは中学2年生が5.7%で17人に1人。そして全日制高校2年生が4.1%、24人に1人だそうです。本来、大人が担うこのケアを子供が日常的に行い、そして重い負担や責任を負わされ、学校に行けないとか宿題や勉強ができない、そして部活もできない。自分の時間とそれから友人との時間も持てない。睡眠時間に支障を来し希望の進路に進めないなど、子供自身の権利が守れず、脅かされている子供たちが存在していることは御承知のとおりです。 ところで国が2020年度に該当する中高生の6割が誰にも相談したことがないと回答しておりますが、それはなぜだと思いますか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 6割の生徒が相談していないということでございますが、恐らくではございますがこのケアラー自体がそういう認識がないのではないかと考えられます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) おっしゃるとおりではありますが、少し補足いたしますと、ヤングケアラーが表面化しにくいのは友達に知られたくないと口をつぐんだり、そして家族だから当たり前と自分の立場を自覚できていなかったり、また、助けを求めたくても誰に頼めばいいのか、子供が持っている情報はそんなに多くはないのです。今まで家庭における善意の役割分担と見なされ、そして実態は家族を支えるために翻弄され、そして不登校や非行など、そして学業に影響している事例もあり親からの虐待、また子供の貧困と同じように昔からの問題なのですが、見ようとしなければ見えない大きな問題だと私は思います。 質問ですが、沖縄県は11月から県内全小中高の学級担任など5,000人を対象に実態調査を始めたようですが、小学生は何年生からで、どのような内容の調査をしたのでしょうか、お伺いします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 県の調査につきましてはネットでの抽出調査だということを伺っております。小学5年生から高校3年生までが対象で調査するということでございますが、その詳細については今把握してございません。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ネットの調査だということですが、直接の調査はなかったということでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 これは県が直接人数を抽出して5,000名を対象に実施するということとなっておりまして、細かい内容については委員会のほうには届いておりません。 補足いたします。この調査は終わっていて、現在集計中のようでございます。1月中には調査結果が公表されるということになっております。その際は委員会のほうにも結果が届くと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) そこで宜野座村は、先ほどの答弁では2人、2世帯でしたか、もう一度お願いいたします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けてお答えいたします。 先ほどの答弁でも申し上げましたが、村独自で小中学校を調査いたしました。その中で2世帯の5人が親の介護や兄弟の世話をしている状況がございました。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 分かりました。2世帯で5人ということですが、小学生ですか中学生でしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 これは小学生も中学生もいます。小中おります。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 理解いたします。私は宜野座村で2世帯の家族がいるということは、あまり想像していませんでした。各クラスに必ず1人はいるというデータも出ておりますが、その2世帯の方々のケアとか、それから相談窓口ですか、そういうことを徹底しないといけないのではないかと思うのですが。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 この2世帯につきましては、ヤングケラーは不登校と登校の状況と密接に関係しておりますので、今回ヤングケアラーの調査をする以前から学校のほうではケアしてる世帯でございます。今回の調査の中にヤングケアラーについての調査を入れたところ、その世帯がまた上がってきたということでございます。学校のほうではスクールカウンセラーによる困り感の把握。それとスクールソーシャルワーカーによる家庭訪問などを行っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。そういう面では小中学生がいるということですので、一番大切な時期だと思いますから、そういう子たちには寄り添って手厚い支援をお願いしたいと思います。そこで国が調査した中で、中高生のヤングケアラーの知名度ですが、それも調査しているのです。そしてヤングケアラーという言葉を聞いたことがないという中高生は教育長、何%と想像しますか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 何%が認識していないかというのは、現時点では思い当たりません。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 何と8割だそうです。では本村の中高生の認知度はどうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 その認知度について、アンケートの中でも調査してございませんが、恐らく全国が8割ということでしたら、それに近い数字が本村の生徒にも当てはまるのではないかと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) アンケートをぜひやっていただきたいです。なぜかというと、一番大切なアンケートになります。やはり認知度がなければ、そういう教育もできないわけです。ですからぜひ認知度を上げるためには、そういう取組が必要かと私は思いますが、もう一度御答弁をお願いいたします。
    ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 この社会的認知度については、ヤングケアラーに関する問題の一番の根幹だと思います。まず宜野座村においても、国、県もその認知度を高めるためにヤングケアラーについての啓蒙活動からまず始めないといけないということを言われております。その認知度を高めつつ実態調査を行いながら、県のほうとしてもこれからそのデータを基に支援策を探っていくということになっております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) そうですね。おっしゃるとおりでございます。そしてもう一つ、学校担任者についてアンケートをとったところ、言葉を知らない。言葉は聞いたことがあるのですが具体的には知らないというのが、何と4割という結果です。それからすると、私もその1人でございます。ほとんどの国民が知らないといっても過言ではないと思いますが、私もこのヤングケアラーというのは本当にニュースとか新聞とか、いろいろな報道等で知ったという感じで、自分自身の経験を私もやっていたのだなというのを感じたのです。私も12歳のときに突然母を亡くして、そして父親に育てられたのですが、その父親も病で倒れて半身不随になって、何一つできなかったのです。私の下には妹、弟がおりまして、まだ小さいです。その妹、弟を育てるために私は結局不登校をしたり、そして父親の看病、それから炊事洗濯、全部1人でやったのです。午前4時に起きて。ですから、それから中学に行って、高校を受験しようとしたときに、私は受験の話が出たときに、私は先生に「受験しない」とお断りしたのです。「何でしないの」と聞かれたのです。それまでは、さっきも話したようにヤングケアラーというのは、やはり口をつぐんでしまうのです。人に知られたくないのです。ですから、そういう中で私も「高校は行きません」と言ったときに、担任の先生が「高校だけは行きなさい」と何度も何度も、頭も悪かったので自信もなかったのですが説得されて、結局私の自宅まで来て父親と話しをして、そこで高校に行ったという経験があります。しかし、早く働きたい。どうしても高校に行かないで働きたい。また、高校に行ったのはいいのですが、大学に行きたいのだけれども行けない。妹、弟を育てないといけないから。仕送りもしないといけないから。それで私は那覇に出てバスガイドというガイドの仕事を選択したのですが、そこで働きながら、午前4時に起きておうちから通いながら3年間バス会社に勤めながら仕送りをするという状況を私は経験をしてまいりました。そこで、これは連鎖するのです。妹、弟たちも同じように父親の面倒を見たり、そして一番思い出に残っているのが、学校の先生方がとても真剣に私に寄り添ってくれたことです。高校2年のときに前田先生という方がいまして、私と弟の二人でサトウキビを刈り出すことになったのです。1台分ですが。それを私は高校生のときに先生に何も言えなくて、学校を休ませてくださいと。そしたら何で休むのと聞いたときに、実はこうこうこうです。ですからサトウキビを1台出さないと生活ができないのですと言ったときに、先生がクラス全員に声をかけて、私のサトウキビ畑にみんなが来て手伝ってくれたという。本当に感謝しても感謝しきれないほどの思い出、そしてすばらしい友人たち。そして学校の先生方、そういうことで私は救われました。しかし、私はそうかもしれませんが、ほかの今現在多くのそういうヤングケアラーの方たちは本当に自分から言えないとか、もうどうしようもないとい状況に追い込まれている子もたくさんいると思います。そういうところでお伺いしたいのですが、先ほど私は先生に救われたと言いました。ではヤングケアラーの支援の必要と学校研修とか、それから共有する仕組みづくりを具体的に進めることがとても必要だと思いますが、先生方と共有する研修とか、そういうものは考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 学校のほうとしては、このヤングケアラーの問題については理解していると承知しております。学校のほうでもそこを重要視しておりまして、学級担任、スクールカウンセラー、教育相談などを通じて家庭の情報をなるべく収集して、そういう実態調査に努めているところでございます。その研修については、今後必要があれば検討していきたいと考えております。まず、このヤングケアラー自体がまだ社会的認知度がまだまだ低いので、まずはそのヤングケアラーの認識、自覚を促す啓蒙活動が第一かと思っております。その上で社会的な認知度を上げて、社会全体で見守ることが大事ではないかと。見逃さないようにですね。そういう取組が大事だと思いますので、その研修についても学校のほうと調整して検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 早めにどうしてもこれはやらなくてはいけないことだと私は思いますので、早めに検討してそういう研修とか、それから共有してヤングケアラーのことをたくさん知ってもらうように教育委員会でも力を入れていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 このヤングケアラーの背景に、何があると思いますか、お伺いします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) ヤングケラーの背景についてでございますが、今、このヤングケアラーについても、今回宜野座村で上がってきた2件につきましては、兄弟の世話とか母親の介護を担っているのですが、先ほどもありましたが、この家族の中で善意的な役割分担を担っているということで、あまり認識がないこともあるのかなと思います。その辺の家庭の中での役割分担としても、そこの比重をあまり子供に任せきりにすると学業にも影響が出てきますので、多少のお手伝いとかの部分もあるかなとは思いますが、その辺の線引が曖昧ですので、その辺も注視して教育相談などでしっかり拾っていく必要があるかと思います。まずは先ほども話しましたが、本人自体にケアラーとしての認識がないこともあるのではないかなと考えます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) おっしゃるとおりではありますが、まだまだ認知度が足りないということもありますが、これからもそれに向き合って、ぜひ頑張っていただきたいと思うのですが、家族の世話をするのは当たり前というこの固定観念ですね。ですから、これは偉いねとか頑張ってという、その形だけの声かけに追い詰められてきた私の経験から、ヤングケアラーにはやはり教育上の進路上の影響に伴いまして人格形成とか、それから対人関係の影響です。そして非常にそういう面では大きいと思いますので、早い時期からの支援を私は要望したいと思いますので、その点、最後の答弁をお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続きお答えいたします。 ヤングケアラーの支援についてですが、学校で今できることはスクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラー、教育相談の中から見逃しのないように、しっかりこの子供をケアしていきたいと考えておりますが、これは教育部門と社会福祉部門がいろいろ関わってきますので、今後、国、県の支援策等も出されてくると思いますので、その辺も注視しながら、しっかり見逃しのないように把握していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) とにかくそのような観点から、教育委員会も先生方と一緒になって子供たちの伸び伸びとした生活ができるように、学園生活や勉強ができるように、ぜひ温かい支援をお願いして、この件は終わりたいと思います。 次は学生服の選択についてです。宜野座中学校のほうではいろいろと講演をしたり、それから生徒会からの提案があり宜野座高校では入学生からですか、新しい制服を導入すると。いろいろと前向きに検討し歩んでいるのだなということを聞き、とても誇らしく思います。日本も批准する子供の権利条件では、子供は保護対象ではなくて独立した人格と、それから尊厳を持つ権利主体と位置づけられているのです。そして条約の観点からすれば、校則に残る生徒への人権侵害を廃止し、個性を尊重する学校へ変わる契機として、性別に関係なく制服を選べる制服選択制が県内の公立中学校で大変増えております。先ほど教育長も北部の事例もおっしゃっておりましたが、2019年度県内では9校でした。そして2020年度には30校と、1年で3倍になっているのです。そして、心と体が一致しないトランスジェンダーの生徒への配慮が主なきっかけなのですが、そのほかにスカートのデザインや寒さ、そして雨に濡れたときのスカートの重さです。経験しているのでよく分かります。そういう動きにくさに悩んできた女子生徒にもズボン着用が新たなスタイルとして広がりを見せております。全国的にですね。実際に入学時から選択制の学校で始めてみると、ほかの学校でです。それを聞いたらズボンを選ぶ女子生徒は、その理由として防寒性や機能性を重要視する例がほとんどだと聞きました。ですから、もちろんトランスジェンダーの問題もありますが、そういうほかの女生徒にとっては寒さとか機能性を重要視しているということですが、宜野座中学校はいかがでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 6番 眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 昨年度、今年とコロナウイルスの感染対策で換気をよくしようということで窓を開けての授業などが行われておりますが、その際にも女子生徒からはスカートは寒くて大変ですとの訴えがあったそうです。そういう点からも、先ほど議員からもあったようにトランスジェンダーだけの問題ではなくて機能性、防寒の面からも体調管理をする上ではスラックス、ズボンの選択も必要ではないのかなということを感じます。実際にそういう声も中学校からございました。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 先ほどPTAと……、保護者からのこういう要望はなかったということを答弁しておりましたが、これからは前向きに保護者の皆さん、それからPTAの皆さん、そしていろいろな関係者の皆さんと話合いを持って、いつ頃から始めるということになるのでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 いつから新しくなるかということは現時点ではまだ決まっていないのですが、この件につきましては去年からもんでおりまして、PTAの運営委員会の中でそういう検討が行われております。今年度も引き続きその検討が行われておりますので、いつからスタートするかについてはまだ把握していませんので、確認したいと思いますが、その話合いはPTA運営委員会、生徒会で進められているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 検討委員会をつくるということでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 運営委員会を検討委員会として、その中で話合いを進めていくということを伺っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ぜひ確立して検討をお願いしたいと思いますが、そのほかに、もちろん女生徒がズボンを履くことも大変よろしいのですが、今の制服ですね、これは歴史があります。女生徒の皆さんからよく耳にするのは、今の制服を変えたいという話も出ておりますが、その件は子供たちから、保護者からそういう話は聞いていませんか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 保護者のほうからそういう話は伺っておりませんが、先ほども話したように冬場の寒い時期にスカートは大変厳しいというようなことはお伺いしております。それと、現在の制服はセーラーで大変伝統のあるものではあるのですが、セーラーとスラックスは合わないので、その辺は何らかの形で新しい制服にも古い制服のなごりといいますか、残していければいいなとは思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 制服を全部変えるとなると高額になるのです。ですからそういう面を考えると制服を着るか否かは選べる学校もあります。だけれども、それは統一した制服着用そのもの。いずれは考え直す必要性も出てくると思います。そういうものが出てきた場合には、また検討委員会とか委員会を開いて、そして保護者とか子供たちの意見を尊重していただきたいのです。そういうものの考え方はありますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 引き続き眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 この制服の件は生徒会の中でもいろいろ議論されております。生徒の意見も反映されているものでございまして、切り替えの際には1年生、2年生、全校生徒が一気に替えるということではなく、通常1年生から、新入生から替えて二、三年生は現在の制服というパターンが多いようでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) もちろんです。新しい制服の場合は1年生からということになりますが、もしそういうふうになった場合には検討する必要も出てくるだろうと、いずれはですよ。そうなったときには今の制服は歴史があるかもしれませんが、また新たな新しい制服で子供たちが喜んで、かわいい制服などを着けて一生懸命頑張ってくれる姿を想像したらかわいいなと思うのですが、そういうことをまた考えてもいいのではないかということの提案でございます。できるだけ多様性のある宜野座中学校を目指すのがこれからの学校の在り方であり、そしてより生徒の個性を尊重する方向に見直すべきだと私は考えます。最終的に校則を決める権限はもちろん校長先生だと思うのですが、見直しに当たっては民主主義の基本である事実に基づく議論、そして少数の意見を尊重し寒さが苦手な生徒も含め、誰もが過ごしやすい環境で快適に学校生活を送りたいものだと私は思います。ぜひ活発な議論が起きることを期待して、制服選択制導入に向けてぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、一言お願いいたします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて眞栄田絵麻議員へお答えいたします。 制服を単に変えてというだけではなくて、人権教育の一環でもございますので、教育のその意義を考えさせながら、生徒たちにもいろいろ活発な意見をいただいて、今後制服の変更に取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 教育長、ぜひお願いいたします。それではこの件は終わりにいたします。 それでは3点目に入ります。生理貧困についてでございますが、今日は村長の答弁がちょっと少なかったのですが、これから答弁が結構多いですので、よろしくお願いいたします。 先ほど防災倉庫の備蓄品を活用したらどうですかということで私は提案したのですが、30枚入りの生理用品が31パック。それから役場のほうには43枚入りでしょうか、これも30パックでしょうか。そういうふうにして備蓄をしているということを聞きました。生理用品はずっと備蓄して5年間でしたか、交換は。ほかの物品は交換をしても、この生理用品に関してはずっとそのまま継続していっているのでしょうか。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えします。 5年の保存に関しては食料品等を考えております。その他の今の生活用品とか衛生関連とか救助関係とかの備品はございますが、そちらに関してはそのまま続けて保存していくということで考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 生理用品でも時代があるのです。新しく開発されていっているのです。そして女性の体に優しいものがどんどんつくられています。それをずっと何年も置いておくというのはいかがなものかと私は思いますが、村長はいかがですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 備蓄倉庫のものにつきましては、基本的に災害のためにということで準備されております。ただ、時代の流れだとか使用期限とか、いろいろとほかの物品も含めていろいろございますので、その中で更新しながらやっていくものだと理解しております。ですから必ずしもずっとそのものが古いままということではなくて、買い換えるタイミングで新たに備蓄倉庫に入れる場合には、以前のものは生活困窮者にお配りしたりということは可能かと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) これまでは多分、この備蓄に関しては、生理用品に関しては交換はなかったのではないかと私は思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 城間総務課長。 ◎総務課長(城間真) 6番 眞栄田議員にお答えします。 そのとおりでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) では村長がおっしゃったように、交換のときはやはり決めたほうがいいと思います。その交換の日を決めて、ぜひ交換したときにはそういう人たちに配布することも検討していただけたらと思うのですが、村長いかがですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 きちんと備蓄されているという体制が大切だと思っておりますので、その交換などについてはうまくタイミングを見ながらやっていければと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ぜひお願いいたします。 ちょっと話は変わりますが、11月8日に開催されたこども議会で、高校2年生の我謝采樺さんから生理の貧困についてすばらしい質問がありました。この生理をタブー視する風潮の中で、すばらしい質問をしてくれるなと思って、私、とても感激したのですが、なぜかというと私自身も同じ気持ちでおりましたので、大人の目線から再度質問をすることにしましたので、よろしくお願いします。村長、生理貧困について村長の所見をお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 生理の貧困という言葉をよく聞くようになっておりますが、基本的には先ほどのヤングケアラーとか、子供の貧困事業、そういうものというのはいろいろとつながっている部分が大きいと思っています。親の経済的な状況とか、そういう部分がございますので、その当たりについて、これまでも話題として子供の貧困というくくりの中にあったかと思いますが、それが個別のもの。それぞれということで、また注目されてきているのだろうと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) そうですね。個別に生理貧困は特に話題になっておりますので、とても大切なことだと私は思います。そして、その采樺さんに対して村長の答弁、覚えていらっしゃると思うのですが、「生理用品を個別に配布することはしていないが、金銭的に困っている人について生活保護などで支援している」とおっしゃっていました。それで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 村の経済的に厳しい方々への公的支援として、生活保護というのがございますので、そういう部分での支援も一部あろうかと考えているということでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) その件で私、詳しく村長からお聞きしたいなと思って、この生活保護を受けている方は幾らの金額をいただいているのですかと聞きたかったのですが。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 6番 眞栄田議員にお答えします。 生活保護につきましては、宜野座村の場合中部福祉事務所が管轄しております。生活保護という制度の中で、生活扶助・医療扶助・教育扶助、いろいろな扶助費という形で金銭がついております。例えば世帯によって住宅扶助は家賃でしたら3万円から5万円ぐらいの範囲内で住宅扶助ということで費用が工面されます。また医療につきましては医療費に係る部分は全て無料になるとか、そういう扶助費として工面されているのが生活保護です。それで世帯の数とかいろいろな状況、教育が必要な子供たちの世帯もありますので、それぞれケースごとに金額が違います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 分かりました。多分多くはないですよね、生活費としては精一杯だと思うのですが、お金は使えばなくなります。そして生理用品は幾らあっても足りません。毎月の生活必需品ですから。生理貧困は単に経済的な問題だけではなく女性の健康や、そして尊厳に関わる問題だと私は思います。村長、この生理用品1パック幾らすると思いますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 購入したことがございませんので把握しておりません。すみません。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 男性の皆さん全員に聞いても値段は分かりません。でも実は500円ぐらいするのです。それを女性の皆さん、もし家庭で女性が多かったら500円掛ける何名となって、そして月に何パック使うか。それを計算すると高額な金額になるということが現実です。私は今のところ関係ありません。もう20年前に終わっていますが、しかし楽になりました。でも若い人たちにとっては大変個人差があって、苦しくて勉強も手につかないとか、いろいろ心配事が出てきます。今は役場でも、職場で勤めている方たちでしたら、女性でしたら必ず自分用に買ってきちんとトイレに自分のものとして置いている。そういうことをやっているのです。しかし、お店に行っても今は女性のトイレにはちゃんと置かれています。そういう時代ではないかと私は思うのですが、本村で先ほど小学生には生理用品は保健室でとおっしゃっていましたが、保健室に行くということも、これはまったがきかないのです。ですから私はこれはちょっと違うのではないかなと思って、今は雇用状況も悪化しておりまして、そしてそのしわ寄せが女子とか子供たちに、学生に強く表れているのです。ですから生活困窮する女性や子供たちも学生も増えている中で、毎月の生活必需品であるその生理用品を購入することができず、交換の回数を減らしたり、トイレットペーパーで代用しているという声も聞いておりますので、ぜひ女性の健康とそれから学習権を守るために、学校、そしてこの公的施設というのは皆さんで考えて置けるところには置く。そしてトイレにその生理用品を設置する検討をぜひやっていただきたいのでございますが、村長、お願いします。女性の応援団になってください。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 先ほども答弁させていただいておりますが、管理の問題等もございますが、他の市町村の取組なども参考にしながら、対策についてしっかりと対応していきたい、議員の御意見もございますので、そのことも踏まえつつ教育現場とまた公共施設のほうについても検討していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ぜひ学校にも置いてください。これで終わります。 ○議長(石川幹也) これで眞栄田絵麻議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (15時00分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時11分) 順次発言を許します。 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) こんにちは。お疲れのことだと思いますが、しばらくお付き合いをお願いしたいと思います。議長の許可を得ましたので、質問に入りますが、その前に一言所感を述べさせていただきたいと思います。 先月の衆院議員選挙では現職の屋良朝博氏を押さえ、辺野古新基地推進派の島尻あい子氏が沖縄第3区選出議員となりました。屋良氏を応援した私としては残念ではあるんですが、これも3区の民意であることを率直に認め、島尻氏を支持した村長、議長をはじめ議員諸兄、そして有権者の皆様にお祝いを申し上げ、これからまた力を合わせて県民、宜野座村のために頑張ろう、沖縄県民と宜野座村民の真の幸せのため、私も微力を尽くしてまいりたいと気持ちを新たにしています。一緒に頑張っていただけたらと思います。さて、9月議会の休憩室で先輩議員の口から「二等国民」という言葉が出ました。誰が言い出したのか定かではありませんが、50年以上も前、沖縄で使われた言葉を久しぶりに耳にし、懐かしさや怒り、悔しさ、悲しさ、寂しさなどが入り混じった複雑な思いがいたしました。私は当時の大人たちの自嘲的な会話から、一等国民はアメリカ、二等国民は日本と中国、そして三等国民はフィリピン。ウチナーンチュは日本ではなくフィリピンと同じ三等国民であると理解し、そのように記憶しています。今にして思えばひどい差別用語ですが、当時の現実を的確に伝える言葉だと思います。同じ頃、「惰民政策」という言葉もよく使われていました。基地問題などのウチナーンチュの不満をお金で黙らせるという意味で使われていました。復帰後、しばらくは聞こえていましたが今は私たちの生活の表からこの言葉は消えています。でも、私は思うのです。現在の私たち沖縄県民はこれらの言葉から本当に自由になったのだろうか。私たちはいまだに三等国民で、惰民政策の下で生きているのではないだろうかと。米軍が銃剣とブルドーザーで土地を奪い基地を建設した時代と、自公民政府によるいや応なしの辺野古新基地建設、琉球列島丸ごとミサイル基地化の現状はよく似ています。また、軍用地料をはじめとする米軍駐留の経済効果。日本政府の基地関連交付金は時に私たちから言葉を奪い行動をねじ曲げているのではないでしょうか。私は子供たちに明るく伸び伸びとした人生を謳歌してほしいと願っています。村長の公約にある「瞳輝く子供たち」です。その子供たちの未来に大きく関わる辺野古新基地問題に対して、私たち宜野座村の大人の責任。特に島尻氏を当選させた方たちの責任は重いものになると考えます。でも先ほども申し上げました、私たちは子供たちのために、共にそれぞれの立場からしっかり責任を果たすよう努力していきましょう。では通告した質問を読み上げます。3つあります。 1、環境問題について。①村内河川(排水溝を含む)、海水の汚染の現状。河川と海水の汚染状況。対象とする汚染物質、主に科学物質について考えていただきたいと思いますが、その監視システム、検査機関等との連携。②軍事訓練に伴う騒音。ヘリ騒音把握システム、米軍車両騒音把握状況。そして通告にはないのですが陸上演習における米軍兵士のふん尿処理の問題。ここについても詳しく説明をお願いしたいと思います。 2、一般廃棄物について。①金武町からの搬入路変更要請について。これは漢那区のほうに村民生活課ですか、そこを通して2回ほど回ってきました。そのことについてどうお考えなのか、当局のお答えを聞きたいと思います。②前日もお二人の議員が一般廃棄物収集業務委託について少し質問をし疑念を述べました。私もプロポーザル方式を準用した随意契約、これが9月になっていきなり登場しましたが、その経緯の説明を求めたいと思います。 3、辺野古新基地について。①辺野古新基地建設工事の経済効果にはどのようなものがあるのか。新基地建設工事に関連する村内企業、個人営業者への経済効果。それから新基地推進をうたう代議士誕生により、期待できる本村への経済効果。②村長の基本姿勢について。これは仲間議員のほうからも質問がありましたが、お願いしたいと思います。辺野古新基地が完成した後、何回もお尋ねして申し訳ないのですが、本村にもたらすメリットとデメリットについて。それから国外、県外を私も希望する。そうおっしゃりながら基地推進候補を応援される村長の姿勢は矛盾していないか、その説明をお願いします。それから辺野古新基地建設推進の立場をこれからも堅持するのか、するとすればその理由は何なのか。度重なるおなじような質問になりますが、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時18分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (15時19分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 津嘉山朝政議員の一般質問にお答えいたします。 まず1点目の環境問題についてでございます。環境問題の1点目、村内河川(排水溝を含む)、海水の汚染の現状についてでございますが、村では河川・海域の水質調査等は行っておりませんが、沖縄県環境部におきまして水質汚濁防止法の規定に基づいて県内公共用水域の水質汚濁状況の常時監視が行われております。その中で村内におきましては漢那福地川の上流部にあります西福橋、こちらは漢那ダム堤体の下流側にあります橋梁でございますが、その場所で年に2回の調査が実施されております。調査項目といたしましてはpH(水素イオン濃度)、DO(溶存酸素量)、BOD(生物科学的酵素要求量)、SS(浮遊物質量)、大腸菌群の5つの項目で調査されておりまして、全ての項目で環境基準値を満たしている結果となっております。そのほかの河川につきましては調査を行っておりませんので水質の状況は把握できておりませんが、魚の死骸が浮いているなど魚類等の変化や河川の水の変色など、特に目立つような異変は確認されておりませんので、環境保全上の問題は特にないものと考えております。 海域につきましても県による常時監視で年6回の調査が行われており、その調査の中でも金武湾も対象となっておりますが、調査箇所は本村の地先海域は含まれていないため詳細な水質データは把握してない状況でございます。なお、上下水道課では水道水として宜野座大川ダム、漢那ダムから取水しております。水質検査については浄水は51項目、年1回実施しており水質管理を行うため全項目のうち9項目は毎月検査を実施しております。中間3か所、末端3か所の計6か所全て水質基準に適合しております。原水につきましては消毒副生物11項目及び味を除く39項目を年1回実施しており、3か所全て異常値は見られません。また水質目標設定項目の見直しにより、PFOS・PFOAが追加されたことから、令和2年4月1日より浄水6か所、原水3か所の水質検査を実施し、浄水、原水ともにPFOS・PFOAの検出はありませんでした。また村内4か所の集落排水処理施設では、年4回6項目の水質検査を行っておりますが、水質汚濁法に定める基準値内の結果となっております。 次に環境問題の2点目について。軍事訓練に伴う騒音についての御質問でございますが、ヘリ騒音の把握システムについては城原区、福山区、松田地区の村内3か所に沖縄防衛局が設置した騒音測定器にて日々測定を行っており、月ごとに防衛局から報告がございます。また演習場周辺でのヘリ訓練を目視で確認した際や村民からの通報による騒音レベルがひどい場合には、沖縄防衛局へ苦情の申立を行っております。 次に米軍車両の騒音把握状況については、提供道路を利用した演習場への移動の際に発生する騒音はございますが、演習場内での騒音については把握しておりません。また先ほどございました陸上訓練に伴う兵士のふん尿の処理については通告がされておりませんでしたので、現時点で答弁しかねますので御了承いただきたと思います。 次に一般廃棄物につきましての御質問でございますが、その1点目でございます。金武町からの搬入経路変更要請に伴う金武町との合意内容、要請に対する村の考え方についてお答えいたします。金武地区清掃センターへの搬入ルートにつきましては、令和元年12月に漢那区から提出された意見書を尊重する形で令和2年4月の供用開始当初から垣之外中央線を通るルートを利用している状況でございます。しかしながら今年6月、金武町議会の一般質問において議員から経路の見直しについての質問・要望等がございました。これを受けまして金武町から村に対して運搬ルートの変更を検討してほしい旨の文書が出されております。また昨年6月の本村議会定例会におきまして、仲間信之議員から同様の一般質問がございましたが、その際に金武町並びに組合にも運搬ルートに関する要望や意見等は特にない状況でございますので、当面の間はルートを見直す予定はございませんが、状況によっては漢那区とも再度協議を行う必要が出てくれば、その際に検討したいという内容の答弁をしております。これらの経緯を踏まえ、金武町からの要望に対する漢那区の意見をお伺いするために8月14日に開かれました漢那区行政委員会にお邪魔させていただき、車両の通行台数や通行時間帯などの現状を説明させていただいております。その後、10月1日付で漢那区長名で発出された文書において漢那区民あるいは漢那小学校保護者などに説明し、理解を得る必要があるのではないか。パークゴルフ場と道の駅ぎのざ間の旧国道の安全対策、速度抑制、横断歩道、白線表示等の計画の有無、この2点について村で検討しその方向性を踏まえて区として判断したいとの報告を受けております。御質問の金武町との合意内容についてでございますが、村から金武町のほうへ漢那区の意見などを伝えておりまして、金武町ではそのことに対して内容を精査し現在検討中とのことでございます。要請に対する村の考えにつきましては、清掃センターが城原から福山に移転したことで金武町側からの運搬距離が長くなっております。金武町側の利用者の負担軽減や効率化、利便性の向上を考えた場合、ルート見直しの金武町からの要請は十分理解できるものと考えております。しかしながら以前に仲間議員の一般質問の際にも答弁しておりますとおり、現在のルートを決める際にも地元漢那区の意見を尊重する形で決定した経緯もございます。基本的には現在もその方針に変わりはございませんが、金武町から漢那区の今回の意見を踏まえた上で、どうしても経路を変更してほしいとの要望がある場合には、さきに説明したとおり2点の実施について含め再度検討してまいりたいと考えております。 次に②の一般廃棄物收集業務委託についてのプロポーザル方式を準用した随意契約に変わった理由についてお答えいたします。前回9月の平田議員並びに伊芸議員の一般質問に対する答弁の際にも説明させていただきましたが、本業務につきましては金額のみをもって受託者を決定する通常の競争入札にはなじまないことから、契約の透明性を確保するという観点から公募した上で書類審査を含めた総合的に評価する契約方式が望ましいだろうと判断したところでございます。その中で我々としましては、村でもこれまで実施してきましたプロポーザル方式として認識し、議会等で答弁し御説明してきたわけでございます。しかしながら正確に申し上げればプロポーザル方式とは企業などからの企業提案を含め総合的に評価する方式のことでございまして、これまで答弁してきたプロポーザルということを総合的に評価するという意味合いで認識していたものでございます。このことで皆様に誤解や疑念を招いた事に対しまして、率直におわび申し上げ、本業務委託契約についてはプロポーザル方式を準用する形での随意契約を実施したと訂正させていただいた次第でございます。 次に辺野古新基地についてでございますが、まず経済効果についてお答えいたします。基地建設工事における村内企業、個人営業者への経済的効果についてでございますが、地元建設事業者の中で直接工事を受注、または下請けなどで関係している状況について確認しております。個人営業者への経済効果については、工事作業員などが本村を経由する際に弁当の購入などはあるかと思われますが、実情としては特に把握してございません。また次の新基地推進をうたう代議士誕生により、期待できる本村への経済効果についてでございますが、基地建設工事についてはこれまでも進められてきており、代議士が代わったからといって現時点で本村において経済効果が上がるようなことがあるとは認識してございません。 次に2点目の村長の基本姿勢についてでございます。辺野古新基地完成後の本村にもたらすメリットとデメリットについての御質問については、これまでも繰り返し答弁させていただいておりますが想定される課題、デメリットについて。建設工事中は埋め立てによる海洋汚染などの懸念があり、供用部については航空機の離発着及び飛行訓練増加による騒音被害はもちろん、キャンプ・シュワブにおける軍人・軍属、基地従業員の増も予想されることから国道の渋滞などにおける生活環境への悪影響が予想されます。加えてこれまでも県内で米軍関係者による様々な事件・事故が繰り返し発生していることから、本村だけではなく周辺地域における同様の問題が増えることについても心配しております。本村へのメリットについてでございますが、増える基地負担以上のメリットはないと考えておりますが、強いて挙げるとすれば施設ができるということは、そこに雇用の場ができる。人の流れが生まれるということになりますので、これが村民の雇用につながることや通勤者などの購買行動により経済的な部分でプラスになることが予想されます。いずれにしましても想定されるデメリットについては機会あるたびに防衛省、沖縄防衛局、外務省沖縄事務所などの関係機関へ要望・要請を粘り強く行ってまいります。 次に国外、県外を口にしつつ基地推進候補を熱血応援する矛盾の説明と辺野古新基地建設推進の立場を堅持する理由について、まとめて答弁させていただきます。まずは津嘉山議員からの御質問の私に対する認識に間違いがございますので訂正させていただきます。私は普天間飛行場代替施設の辺野古移設については推進の立場ではござません。これまで一貫して移設先については県外、国外が望ましいと申し上げてまいりましたし、現在でもその考えは変わっていないということをまずは申し上げておきたいと思います。ではなぜ基地推進候補を応援したかということでございますが、平成31年4月に開催された衆議院沖縄県第3選挙区補欠選挙直後の令和元年6月定例会で同様の御質問をいただいており、その際にも答弁させていただいておりますが、辺野古移設の当事者は名護市でございます。宜野座村について、国からはあくまでも近隣自治体との位置づけであり、これまで歴代村長も常に国や県、名護市の動向に合わせて対応せざるを得ない状況に置かれてきたのも事実でございまして、現在もその立場は変わらないと考えております。もちろん宜野座村にとって基地問題は大変重要な課題でございます。しかしながら基地問題以外にも地域から多くの要望、要請課題などが山積しており、これらの問題を解決していくためにときには政治力が必要となる事案があるのも事実でございます。去る9月定例会で津嘉山議員の支持する候補者の選定についての御質問に対して、地域や村民からの各種要望事業の実施、村政の山積する課題克服に向けて国政の場において本村の抱える各種課題解決に向けて尽力していただける候補者を支持したいと答弁させていただきましたが、そのことを踏まえ私は島尻あい子氏を支持した次第でございます。なお、発言と行動が矛盾しているとの指摘でございますが、私は行政を預かる者として基地問題1点が争点ではなく、行政課題全てを重要と考えております。島尻代議士の政策全てが私の考えとは一致しておりませんが総合的に判断した結果でありまして、私の言動が矛盾しているとの指摘は当たらないと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 3点にわたって回答をいただきました。では少しずつかみ砕いた形で質問をさせていただきたいと思います。まず環境問題です。赤土問題、これが一番重要ではあるのですが、最近ではお隣の金武町が発端……、金武町で明らかになったように科学物質のほうの問題が本村にとっても大きくなっていくだろう、そういう考えの下に質問をしています。先ほど丁寧にしっかりと調査、それから頻度ですね。そういう科学物質についてお答えしていただきましたが、土地の表面上を流れている水だけではなくて、現在金武町のほうで問題になっているのは地下水なのです。宜野座村には今も使用している井泉、井戸であるとか泉とか湧水はないと思うのですが、村内の湧水あるいは人工的に井戸化されているような地下水は何箇所ぐらいあるのでしょうか。それから、その地下水についての調査はこれまでになされたことがあるのでしょうか。なされているとすれば地下水の調査対象物質、あるいはこれまで行われてきた回数、それから検出された結果、そして今後流れる水だけではなくて湧き水についての調査をどうお考えなのか、お答えください。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時37分) 再開します。               (15時38分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 今、水道が完備されているということから、個人で井戸などの地下水をどのように使用している状況というものについては把握してございません。また過去に地下水の調査につきましては、今の新しいごみ焼却施設が粗大ごみ置き場として利用されていた際に、それからしみ出る有害物質などはないかというような調査が行われたことはございますが、それ以外の調査というのは現時点では把握してございません。近年そういう調査は行っておりません。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 現在、そういう地下水を飲み水、飲料水として使っているところはほとんどないと思います。ただ、例えば自分の菜園であるとか、あるいは近くの畑、そういうところに昔から使っている湧水があるという情報はないのか。それから今後、宜野座村の地下水についての調査の予定はあるのかないのか、必要性はあるのかないのか、そこらあたりはどうでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 このPFOS・PFOAの件で今そういう話をされていると思いますが、その大きな要因として挙げられているのが泡消火剤の件だと理解しております。本村においては演習場も基本的に施設がない。またそういうものを使用する場所ではございませんので、現時点でこの地下水の調査というものについては考えておりません。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 確かに私が頭の中で想定しているのはPFOS・PFOAの問題であるのです。PFOSだけではなくて、地下水の中に長い時間をかけて染み込んでいる物質の中には農薬物質もあるわけです。そういうものも含めて今後宜野座村民の健康生活、それを守るための方策。これを取るべきだと思うのですが、地下水の調査、それについての必要性はどうお考えですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 まず、地下水の調査というよりもそういう井戸とか、そういう所の活用状況などについては各区にもお願いしながら、今どういう状況なのかというのを把握した上で地下水の調査をするかというところは、数量等を把握した上で判断したいと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 私がこういう話をするのは、単に私たちの今の生活を考えてのことではないのです。地下水が汚染されるということは、これは恐ろしいことだと思うのです。地下水は流水の中にもしみ込んでいくわけです。そのまま地下を通って海水にも流れ込んでいく。それで地下水の中にそういう有害物質が紛れ込んでいた場合に、私たちは長いスパンでその有害物質について対処をしなくてはならないだろうと。そういう考え方から質問をしています。重ねて質問ですが、河川に生きている水生動物、あるいは昆虫。あるいは海岸付近の貝、岩についている、あるいは砂に潜っている貝、そういう生体の体内残留、あるいは体内での蓄積状況、そういうことも将来は考えなくてはならない調査対象だと思います。その点については村長いかがお考えですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 本村は農業立村ということで、農薬の使用というのも当然地域の中でございますし、また除草剤の問題などもあろうかと思います。そういうことを踏まえながら今御指摘の部分について、必要性はどうなのか。また沖縄県でのほかの取組がないのか、そういうものについては確認した上で調査の必要性の有無についても判断していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) できるだけそういうことに関しては先手先手の行政をお願いしたいと思います。 最後に、2年前の全体協議会の中で、本村の児童生徒の口腔内問題で、フッ素塗布ということについてお話が出ました。そのときにフッ化ナトリウム、そのナトリウムの危険性、あるいは安全性の担保。これはどうなっているかということを一言お聞きしましたが、現在宜野座村の児童生徒あるいは保育園の子供たちに対するフッ化ナトリウムの塗布状況はどうなっているのでしょうか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時44分) 再開します。               (15時45分) 野辺健康福祉課参事。 ◎健康福祉課参事(野辺あやの) 2番 津嘉山議員にお答えいたします。 現在、フッ化物の塗布に関しては虫歯予防教室で1歳から4歳児未満のお子さんに塗布をしています。あと、学校での塗布というのは実施しておりません。
    ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 野辺参事、専門家のほうは御存じだと思うのですが、フッ素化合物、フッ化ナトリウムですか。これの塗布については様々な意見が医学者の間でも出ていると思います。村内で1歳から3歳まで。つまり4歳以上の子供たちに過剰に塗布した場合には斑状の障がいが出ると。そういうことも明らかになっているわけですよね。この1歳から3歳までの塗布は保護者の任意ですか。保護者が受けるかどうか、塗布するかどうかは決定していくのでしょうか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (15時47分) 再開します。               (15時47分) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 取り下げます。次の質問に移ります。先ほど米軍、それから自衛隊、軍用車両の騒音対策についてお尋ねしました。6月議会でこの騒音測定装置を増やしてほしいという要望を出しましたが、それについてはもう時間切れでお互いに村長のお答えもちゃんと聞けなかったのですが、今3か所に防衛局が設置していると。調べた範囲では、決して高価過ぎるような器具ではないと思います。非常に簡易的なものもあると思うのです。学校の3小、1中、それから各区公民館、それだけではなくて、そういう主なる施設のほうにも測定装置を設置していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(石川幹也) 比嘉企画課長。 ◎企画課長(比嘉昭彦) 2番 津嘉山朝政議員にお答えします。 現在、城原区、福山区、松田区に3基固定式の騒音測定器を設置しております。これはオスプレイは平成24年に配備されて、それ以降騒音が増えています。そのときに村でも9個のポータブルの簡易型の騒音測定器を購入しております。今言われた場所については、このポータブルの騒音測定器を配付して測定してもらえませんかというお願いをしています。現在、実際にこの地域には今おっしゃられたところには簡易的な騒音測定器をお願いして測定するようにということをお願いしているのですが、なかなか飛んだときに測定するとか、そういうことができなくて情報としては得られておりません。実際は測定器としてはございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 分かりました。9台あるわけですね。その9台のポータブル式、簡易型の測定器、これは今現在稼働しているのは何台ですか。あるいはこのポータブル式、簡易型は人が操作しなくてはいけないというのであれば自動操作式の、自動式の測定器に替える。そういうことのお考えはないですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 ポータブル式につきましては、なかなか現状を把握することが難しいということで、いろいろと防衛局にも相談しながら騒音測定器の設置については数を増やした経緯がございます。また、新たに固定式のものの設置となりますと、恐らくそれをしっかり記録するもので24時間把握し記録していく。あと管理の問題、さらにはコストがどれぐらいかかるかというものと効果がどうなのかというところは、今の時点ではまだ確認していないところでございます。ただ、どうしても訓練につきましては山手以上の訓練は住宅街のほうにはないだろうというのは、ある程度把握はされてございますので、そういうことの中で今は山手の3か所は24時間監視という形になっております。今後それ以外の地域につけるかという部分については、まだ内部で検討はしていませんので、そのあたりについてはまた引き続き検討したいと考えます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 最後に要望ですが、漢那小学校の近くに私は自宅を構えておりますが、約50メートル離れています。土曜、日曜、普通の曜日もそうなのですが、とてもじゃないけれども我慢できないと思うぐらいの騒音があります。子供たちも授業中です、たまには。そういう状況を村当局がしっかりと把握していただかないことには、この基地問題、あるいはこの騒音問題は解決にならないと思うのです。私も協力しますので、私の家にも1基つけてください。できれば自動式のものが欲しいのですが、そういうところはほかにもあると思います。漢那区のほうでも漢那小学校側だけではなくて公民館側の海から飛んでくる、旋回してくるヘリコプターの音もひどいものがあります。ぜひ一度は確認されてください。ありがとうございました。 では次に進みたいと思います。一般廃棄物収集業務なのですが、金武町のほうから2回ほど申入れがあると。そして今後も金武町のほうから正式な申出があった場合には村としてはそれを漢那区のほうへ再度話を持っていきたいということでありましたが、その条件、いろいろな条件が区長のほうからも出ていると思いますが、漢那区は自分たちの判断でもって受けるなら受ける、あるいは変更を拒否するなら拒否する。そういうことでやっていきたいのです。そして、ここで先ほど仲間議員のほうからもありましたが、漢那ダム建設当時に道路建設の約束があったということを漢那区の先輩たちからよく耳にします。104号に出て、そこから恩納村へ。あるいは104号へ出ないでそのままダムから山を越えて恩納村に出る。ルートについては、ちょっと不確かなところがあるのですが、漢那ダムを建設する条件として西側へつなぐ道路の整備ということがあったと聞いています。それは本当でしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 漢那ダム建設の際に恩納村に抜ける道路については村から要望が出ております。ただ、これにつきましては現在我々も県のほうに要望として出しておりまして、仮称ですが宜野座恩納線という名称だったかと思います。いろいろと概略の設計だとかというのは済んでいると私のほうは認識しておりますが、ただ具体的にいつできるかというようなこと。また104号線につきましても恩納村側についてはいろいろ米軍基地の問題があって工事のほうが進んでいない。また、様々な調整事項がございますので、この道路については実現というはまだ先かなと考えているところでございます。ただ、村としましては、この宜野座恩納線の整備を進めていきたいということでございますので、そのあたりについては引き続き要望していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ありがとうございます。それでこの宜野座恩納線、これがもし完成するならば、それをそのまま金武町からごみ搬入道路として使えるような形で整備していただければ、全て問題はないと思うのです。そこらあたり、もしできたらですが、もう何でもかんでもお願いするわけにはいかないのですが、島尻代議士のほうに、ひとつ政治力でもってお願いをしていただけないか。漢那ダムの供用が始まってから30年以上たつわけです。その間にはこの道路の話もみんな忘れてしまうのではないか。覚えている人たちもみんな亡くなってしまうのではないか。そういうこともありますので、金武町からこういう要望が出ているのは幸いなことです。金武町とタイアップして、ぜひこの道路の新設を急いでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えさせてください。 この道路につきましては県道の今あります234漢那松田線の道路を延長した形で漢那区の集落の後ろのほうを通りつつ、また漢那福地川を越えて城原の集落の中を通ってというような路線として、ある程度は位置づけられております。ただ、どうしても漢那福地川のあたりにつきましては橋梁の工事など、大型な事業が必要でございます。それを実施していくとなると、かなりの年数と時間、また費用もかかることから、今すぐにできるというものではござません。そういう中で、金武町からの要望が出ているということでございますので、将来的な話とまた短期的な話と併せていろいろと御相談させていただければと考えております。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) では2点目のほうに入ります。 9月の議会でこういう回答を得てびっくりしているのですが、プロポーザル方式とはいうものの、全面的なプロポーザル方式ではなくて一部プロポーザル方式を準用した随意契約であると。そういうお答えをいただきました。これを聞いたときに非常にびっくりしたと同時に、私はこれでいいのかと、そう思ったのです。その質問をこれからやっていきますが、その前に確認をさせてください。昨日の伊芸朝健議員への回答の中で、私の聞き間違いかもしれませんが、この一般廃棄物の委託業務についてはA者とB者、両方に入札をしていただいた。そういう回答があったかと思うのですが、私の勘違いでしょうか。 ○議長(石川幹也) 石山村民生活課長。 ◎村民生活課長(石山学) 2番 津嘉山議員へお答えいたします。 入札という説明はしていないと記憶しております。A者、B者については関係書類とともに見積り金額の提出をいただいているところでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) では入札はなかったということですね。A者にもB者にも。両者の入札はなかったと。ここでお尋ねしたいのですが、このごみ収集業務のお話が全体の協議会で出たときに、そのときに村民生活を一日たりとも遅延することはできない、それでもって早め早めに皆さんにお諮らいをするということで、このお話が始まったと思います。そのときから当局のほうから出てきた言葉はプロポーザル方式という言葉なのです。プロポーザル方式に伴うそういうプレゼンテーションであるとかヒアリングであるとか、そういうことはなされた形跡がないのに、これがプロポーザル方式なのですかという疑問は私も出しました。その他の議員のほうからも何回か出ていると思います。では、ここでお尋ねしますが、一部プロポーザル方式を準用した随意契約。「準用」という言葉は、ある似通った、私の理解はそうなのですが、主体があって、その主体にそっくりそのまま適用すべきものがない場合に、何かの条文であるとか、事実であるか、真実であるか。それを持ってきて重ねて答えを出していく。そんな言葉だと思うのです。では、プロポーザル方式が主体なのですか。随意契約が主体なのですか。どちらに重きを置いて一部プロポーザル方式という捉え方、あるいは説明をなさったのでしょうか。 ○議長(石川幹也) 石山村民生活課長。 ◎村民生活課長(石山学) 引き続き2番 津嘉山議員へお答えいたします。 プロポーザル方式も随意契約ではございます。そのためにこれまで説明してきたところでございますが、この業務につきまして廃棄物処理法の趣旨からして、金額のみをもって比較する競争入札にはなじまないということは、これまでも説明させていただいているとおりでございます。見積り金額、あと会社の概要等、その辺を含めて総合的に判断する。プロポーザルの場合はあくまでも企業からの提案型の方式を一般的にプロポーザルと呼んでおりますが、今回提案型ではないという状況です。業務の内容からして。そこで総合評価するためにプロポーザル方式を準用した。それと審査の内容は、提案はされていないのですが審査の中身としては総合的に判断するために、そのような言葉を使わせていただきました。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ここで確認しますが、日本語としては一部プロポーザル方式を準用した。主体は随意契約にあるわけです、この文面からすると。私の理解では。ならば、初めから随意契約という言葉でもって私たちに諮るべきではなかったのでしょうか。プロポーザル方式という言葉を3月以来ずっと繰り返して私たちの中で言ってきたのに、9月になるとそれがいきなり「一部を準用した」という形になっている。これは明らかにプロポーザル方式についての理解が当局のほうに足りなかったのではないか。村長はこうおっしゃいました。「誤解を与え疑念を生じさせたことに、率直におわびする。」これはとてもすばらしい対応だと思います。ぜひこういう配慮を私も望んでいきたいのですが、ただ誤解をしたのは私たちなのですか。誤った理解をしたのは私たちなのか。誤った理解をさせるようにプロポーザル方式という言葉を繰り返してきた当局のほうに問題があるのではないか、私はそう思いますがいかがですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 宜野座村ではいろいろと道の駅も含めて、あと物品購入など、これまで企業の提案を受けた形で、提案を受けて、それを審査して総合的に評価して……、すみません。訂正します。 プロポーザル方式というのは基本、随意契約でございます。何かと言うと契約する相手を選ぶための方式なのです。ですから、その企業と交渉するためにプロポーザル方式というのがありまして、そこと調整できるのであれば随意契約をする。それがプロポーザル方式でございますので、随意契約とプロポーザル方式は別々のものではございません。元々一緒です。ただ、そのプロポーザル方式の中で書類の企画提案型という部分を我々担当課含め、その部分も総合的に評価するという考え方の下で、プロポーザル方式をこれまでやってきましたので、そういう形で進めてきたのですが、しっかりと調べる中でプロポーザル方式というのは、正式に企画提案型の方式であるということが分かりましたので、発言を訂正させていただいた次第です。もちろん我々の説明の仕方が誤解を生じさせることになりましたので、率直におわび申し上げると答弁させていただいた次第でございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 私個人は理解できます。見事な対応というか潔い対応だったと思います。ただ村はこれまでに何回かプロポーザル方式の契約をしてきたと、先ほどもおっしゃっていました。これまでのプロポーザル方式の提案型と一般ごみ処理の状態は全く同じと考えてはいけない部分もあります。ただしプロポーザル方式という言葉を使う以上は、過去の自分たちの実績。過去に結んできた契約を踏まえた上の言葉の使用だったと思うのです。プロポーザル方式、これは本当にプロポーザル方式なのですか、当たっていますかということを確認されながら、それをプロポーザル方式ですと。3月以来そういうお答えを私たちは聞いてきたわけです。そしてそれは、ここにいる私は、住民から選ばれて住民の立場を任されてここに来ている公人でもあるのです。ですから、プロポーザル方式、随意契約、これは一体どうなっているのか。この説明責任が私たちには支持者に対してあるわけです。ですからここで私が言いたいのは、スタートの時点でプロポーザル方式という言葉にこだわるのではなくて、随意契約をしますと。そう説明したほうがよかったのではないかと考えるのです。素人ではあるのですが。その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 随意契約というのは、例えば業者から見積りを取って、それで判断して契約しますという方法などがありますが、最初から企業に専門性がありますので、そことやります。また緊急性がある場合に、どうしてもすぐにやらないといけないのでお願いしますというような、幾つかのものがございますが、我々としましては今回、これまで個人でやられていたものから企業にお願いしていこうとう中で、ある程度透明性を持ってやりたいということで。ただ、村内の実績のある企業に関しては、業務については受託できないという話がございました。我々としましては、それで金武町だとか近隣の自治体の企業まで入れた形でやろうかということで、一度議会で説明したかと思いますが、その際に村内企業でやるべきだろうという指摘もござましたので、村内に絞ってやることになったのですが、村内の企業で応募していただける企業というのは実績がないわけです。収集運搬業務をやっている会社がない。そういう中で判断しないといけませんので、そこは書類の審査も必要だろうと。そういうことから見積り金額をもらいながら、書類の審査もしながら総合的に判断すべきだろうと。ただ、見積り金額だけではなくて会社の体制等も含めて判断すべきだろうということで、総合的に評価しようとなったわけです。ですから、ある意味我々としては公平性を保つために、この手法を取ったのですが、ただプロポーザルというこれまで使ってきた方式を我々の認識不足で使ってしまったものですから、誤解を生じさせることになりました。基本的には総合的に評価するための方法で今回の業務を進めたということでございます。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 今、村長のほうから認識が少し足りなかった。認識不足という言葉が出ましたので、そろそろよしとしたいと思います。ただ、今回の業務契約の中では、村の村民の大きなお金が動いているわけです。しかも5年分です。パッカー車も村で購入して使用していただくと。そういう村民のお金の使い方として、今回プロポーザルという言葉から混乱が出ているわけですが、私ももう少し詳しい事情を聞いた上で、村民に対してもお話をしていただけたらと思います。ですから3月議会でももう少し勉強をして、この随意契約等について。あるいは今までお二人の議員が疑念を表明されましたが、そこらあたり私も少し勉強を重ねて3月議会でもう一度質問をさせていただきたいと思います。 では辺野古新基地問題についてですが、本当に何回も同じことを質問しました。その中の第1点なんですが、これまでは新基地建設が完了した場合にはどのようなデメリット、メリットがあるのかということを中心にお聞きしてきましたが、現在、新基地建設工事に関わる村内企業はありますか。それから、その企業に勤めている村民へのメリット。これがどういう形で分配されているのか。あるいは個人営業者なのですが、私の周りにもダンプ運転手がいるわけです。彼らも今この工事がなくなったら困ると。とにかく生活をしていきたいということで、何回かお話をすることがありました。もう一度細かく具体的に、現在の建設工事に関わる村内企業、それから個人のダンプ運転手ならば約70台とか70名とか。そういうことが分かるのでしたら経済効果として教えていただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 2番 津嘉山朝政議員にお答えいたします。 現在、シュワブの工事で受注している企業につきましては、仲程土建株式会社さんが直接、またはJVで受注していることを確認しております。下請け業者等についてはこちらでは把握しておりません。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 個人営業のダンプ運転手については資料はないですか。 ○議長(石川幹也) 島袋建設課長。 ◎建設課長(島袋光樹) 引き続きお答えいたします。 私どものほうでは個人事業主等の情報までは把握しておりません。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) 分かりました。ありがとうございました。先ほどから何回もお話していますが、仲間議員のほうからもありましたが、この辺野古新基地建設に関わって島尻あい子代議士のほうに、もし私の立場、反対の立場からお願いするようなことができるのかどうか。村長どう思われますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 どういう内容の話なのかというところがポイントになろうかと思います。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) もう時間がありませんので進めます。辺野古に関してはまた今後も話を続けていきたいと思いますが、村長、ちょっと余談になると思うのですが、村長としての公の立場でもオーケーですし、また當眞 淳という私人の立場でもオーケーですが、辺野古ゲート前の集会とか辺野古のゲート前の座り込みの様子をこれまで御覧になったことがありますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 名護に行く際など、また戻ってくる際など、そこをあえて通行してどういうものなのかというのを確認したことは何度もあります。 ○議長(石川幹也) 津嘉山朝政議員。 ◆2番(津嘉山朝政) ありがとうございます。やはり現場を訪ねるということはとても大切なことだと思うのです。でも忙しい毎日ですので、そういう現場をなかなか目にすることができない。そういう人たちもいらっしゃると思います。12月4日の様子がありますので、ちょっとだけ流してもらってもいいですか。すみません、音が出ないらしいのですが、12月4日玉城デニー知事が挨拶に来たときの辺野古ゲート前の様子です。今、音は出ていないのですが、毎回のように大きな集会にはこういう少し騒がしい方たちが登場するのですが、玉城デニー知事の言葉は一言も聞こえません。これが今、辺野古のゲート前で行われている形の一つなのです。憲法で保障されている集会の自由。当たり前の手続をして許可を得て、ルールにのっとって集会をしていても、集会で話をする人の声が一言も聞こえないような状況を生み出している。そういう方たちの力を借りながらも日本政府は辺野古新基地建設を進めている。そういう現場の様子をぜひ皆さんも理解していただきたいと思います。音声が出ませんのでこれで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで津嘉山朝政議員の一般質問は終わりました。これで本日の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は終了しました。 本日は、これで散会します。(16時16分)...